9/1は防災の日。
地震大国日本。台風も数多く飛来し、集中豪雨も増えています。
災害安心報道のニッポン放送では、怖い!とうしよう!と手をこまねいていないで今すぐできる第一歩「ちょっとだけ意識しておくこと」をご案内します。
天災は忘れた頃にやって来る!!でもその前に“もしも?!”を体験してみましょう!4日間の短期連載の最終日、今日も私ひろたが体験してきた、今すぐあなたにも体験していただける身近なスポットをご紹介します。
★気象庁・気象科学館
災害を知る上で欠かせないのが気象。
自然現象を観測することで、台風や集中豪雨などの予測ができ、地震・火山活動なども的確な情報を手に入れることができます。
その情報が、私達の災害対策や行動の指針になってくれるのです。
気象庁に、誰でも自由に見学できる気象科学館があるのをご存知ですか?
気象や地震の観測機器をはじめ、天気予報のしくみ、緊急地震速報、津波、火山、地球温暖化問題、自然災害に対する防災知識などに関するパネルや装置が展示されています。
入り口では、気象庁のマスコットキャラクター“はれるん”と1/25縮尺のロケットH-ⅡAが迎えてくれますよ。
今年打ち上げられる「ひまわり9号」を搭載するH-ⅡAロケットには、「ドリームアートロケットプロジェクト」のモザイクアートが貼付けられます。
このプロジェクトは、夢をテーマに全国から募集した写真やアート作品をモザイクアートにしてロケットに貼付け宇宙に打ち上げようというもので、そのモチーフとなるイラストは人気漫画「宇宙兄弟」の小山宙哉氏の描き下しです。
みんなの夢を載せたロケットが宇宙へ旅立つ日が楽しみですね。
雨量計・風向風速計・温度計・積雪計など、実際に観測で使用されている機械も並んでいます。
この大きなバルーンの紐の先には、ラジオゾンデという計測器が取り付けられています。
北海道から沖縄までの16カ所と南極の昭和基地から、毎日2回、朝と夜の8時半に一斉に飛ばされ、大気中の気圧・気温・湿度・風・高度などを観測します。
世界各国の約800カ所でも高層気象観測が行われていて、全世界の天気予報や防災情報などに使われているんですよ。
揺れの大きさを測る震度計もあります。
震度計が載った台に自分も乗り、台を足で左右に揺らせ、その揺れが震度いくつだったのかを測ることができます。
震度7を出すには相当に頑張らないといけません。自分が揺らすことで震度が体感できます。
そして、津波の仕組みがよくわかるのが津波シュミレーターです。
地震が発生したとき、どのように津波が陸地に届くのかがよくわかります。
海沿いの住宅や車が津波に飲み込まれるようすを目の前で見ることができます。
本当にあっという間なんですよね。津波のパワーと恐ろしさが実感できます。
他にも、地震が起きたらどんな行動をとればいいか、クイズ形式で答えて行く「緊急地震速報トライアル」などもあって、楽しみながら訓練になりますよ。
土日祝は気象予報士の方がいらして、いろんな質問に答えて下さいます。
ひろた私達はつい自分がいる場所の天気だけを考えてしまいますが、ここにくると、天気は地球全体の影響を受けているものなのだということがよくわかります。
地震も火山の噴火もまた然り。
地球はひとつ。その空もひとつ。全部つながっているのです。
レポート:ひろたみゆ紀
★気象庁 気象科学館
入場料 無料
開館時間 10:00~16:00
休館日 年末年始
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html