人間は五十になったら老いて、六十になったらくたびれて、七十になったら死ぬと決めてしまわないで、もしかしたら百二十まで生きるかもしれない、百五十まで生きるかもしれない、そう思って生きてみませんか。もしひょっとして明日死んでも悔いはないはずです。自分は百二十まで生きようと思っていたのに不思議だなあ、と思いながら死んでいくのも、いいのではないでしょうか。
瀬戸内寂聴
撮影:斉藤ユーリ
人間は五十になったら老いて、六十になったらくたびれて、七十になったら死ぬと決めてしまわないで、もしかしたら百二十まで生きるかもしれない、百五十まで生きるかもしれない、そう思って生きてみませんか。もしひょっとして明日死んでも悔いはないはずです。自分は百二十まで生きようと思っていたのに不思議だなあ、と思いながら死んでいくのも、いいのではないでしょうか。
瀬戸内寂聴
撮影:斉藤ユーリ