『地球以外の惑星に、人が住むことは可能ですか?』という疑問です。
現在、世界の研究者や技術者が、その可能性を求めて、様々な研究をしています 。
例えば『スペースコロニー構想』。
これは宇宙空間に、地球と同じような環境を持った大型の人工衛星を造って、数万人から数十万人もの人が住む都市を、建設しようというものです。
そして『テラフォーミング・惑星地球化計画』です。
太陽系には現在、生命活動の見られない地球型の惑星や、もの凄く大きな衛星が存在しています。
これらの星を改造して、人が住めるようにする・・というものです。
この『テラフォーミング』の第一候補が『火星』だそうです。
火星は地球と環境が似ていて、生物が住むことは可能だそうですが気温が季節によって、マイナス130℃からプラス30℃まで大きく変化します。
そこで対策として、具体的に2つの案が検討されているそうです。
1つは、火星の地表に吸収される太陽の光の量を増やして、気温を上昇させる方法です。
もう1つは、火星の表面を覆っている、太陽の光を吸収しやすい黒い色をした物質を利用するというものです。
この物質を砕いて火星の表面にまき散らして、太陽の光の吸収効果をアップさせるというものです。
そうは言っても実際問題、火星を人が住めるようにする、移住出来るようにするには、気温以外にも様々な問題があります。
そのため移住にはほとんど意味がない・・という研究者もいるそうです。
そんな中、ちょっと大胆とも思える計画が進行中だそうで、それはオランダのNPO法人『マーズワン』によるプロジェクト『火星移住計画』です。
計画では『2025年に火星への移住を実現させる』としています。
但し、これは移住したら地球に戻れない“片道切符”だそうです。
(2016/9/15放送分より)
スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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