ファッションショーの歴史
日本初のファッションショーの内容
1927年、現在の『三越本店』で開催
1927年(昭和2年)9月21日、“日本で初めてのファッションショー”が行われました。
場所は東京・日本橋の三越呉服店、現在の『三越本店』です。
これはこの当時オープンしたばかりの『三越ホール』、現在の『三越劇場』のイベントとして開催されたものだったそうです。
女優が新作着物を着て日本舞踊を披露
どんな内容だったのかと言いますと、当時はまだ“ファッションモデル”という職業はなかったそうで、初代・水谷八重子さんを始めとした、女優さんがモデルを務められたそうです。
その時の衣装ですが、お洋服ではなく、全て新作のお着物で、ウォーキングではなく、日本舞踊を披露したそうです。
これがキッカケとなって、1930年(昭和5年)には『上野松坂屋』、1934年(昭和9年)には『資生堂』がファッションショーを開催しました。
ファッションモデルの登場
1951年毎日新聞社の雑誌がモデルを募集したのが始まり
“当時は『ファッションモデル』という職業がありませんでした”とご紹介しましたが、それでは日本でのファッションモデルの始まりは、いつ頃だったのでしょうか?
それは戦後の1951年(昭和26年)、毎日新聞社の雑誌がモデルさんを募集したのが、始まりだとされているそうです。
この時、2,000人もの応募があったそうで、その中から20人の方々が選ばれ、『毎日ファッション・ガール』と呼ばれていたそうです。
選ばれた20人の中には伊東絹子さんも
この『毎日ファッション・ガール』の一人に、伊東絹子(いとう・きぬこ)さんという方がいらっしゃいます。
伊東絹子さんは1953年、19歳の時、アメリカで開催された『ミス・ユニバース・コンテスト』の日本代表として選ばれ、見事、3位に入賞されました。
伊東絹子さんは“八頭身”のとても素晴らしいスタイルをされていて、当時“日本の女性の体形が国際水準に近づいた!”と話題になったそうです。
(2016/9/21放送分より)
スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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