さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回の「しゃベルシネマ」は、待望の『ハリーポッター』スピンオフシリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法の旅』を掘り起こします。
今度の舞台は、ニューヨーク!ようこそ、新しい魔法の世界へ。
世界的人気を誇る大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズ完結から5年。
「ハリポタ」ロスな方も多いのではないでしょうか。
そんなポッタリアンたちが待ちに待ったスピンオフシリーズが、いよいよ日本公開となります。
ホグワーツ魔法魔術学校の教科書「幻の動物とその生息地」にインスパイアされたハリーポッター・スピンオフ3部作の第1弾『ファンタスティック・ビーストと魔法の旅』、通称『ファンタビ』は、『ハリー・ポッター』シリーズから約70年前のニューヨークが舞台。
「幻の動物とその生息地」を執筆したという設定のニュート・スキャマンダーが繰り広げる大冒険を描きます。
魔法使いのニュート・スキャマンダーは、おっちょこちょいで人見知りな魔法動物学者。
未知の幻獣を求めて世界中を周り、ニューヨークにたどり着いたのだが、ある日、彼の魔法のトランクから、魔法動物たちが逃げ出した。
街中が前代未聞のパニックになり、ニュートは魔法省から追われる羽目に。
さらに魔法省壊滅を目論む謎の組織も現われ、事態は思わぬ方向へ転がっていく。ニュートは人間界と魔法界、2つの世界の危機を救えるのか…!?
主人公・ニュートに『博士と彼女のセオリー』のオスカー俳優、エディ・レッドメイン、ヒロインのティナに『インヒアレント・ヴァイス』のキャサリン・ウォーターストンを起用。
共演にはコリン・ファレル、ジョン・ボイトや豪華キャストが顔を揃えています。
また原作者のJ・K・ローリングが自ら脚本を手がけ、監督には『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から完結作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』までメガホンをとったデイビッド・イェーツ、プロデューサーはシリーズ全作に絡むデイビッド・ヘイマンが担当するなど、「ハリーポッター」シリーズと同じ布陣で製作しているのも、シリーズファンとしては嬉しいトコロ。
「ハリーポッター」シリーズのハリーも、今シリーズのニュートも、同じホグワーツ魔法学校の出身。
マグル(人間)と魔法界の関係性やタブー、魔法界の歴史など、基本的な設定は同じ。
呪文や杖、魔法服、魔法動物たちも馴染みのあるものが数多く登場するので、オープニングからテンションがアップすること間違いなし。
中でも注目のアイテムが…。
ニュートが肌身離さず持ち歩いている魔法のトランク。
どうスゴいのかは映画を観てのお楽しみですが、「このトランク、欲しいっ!」と、胸がときめいてしまいました!
壮大なスケールのファンタジー作品でありながら、キャラクターたちの情感が丁寧に描かれているのも本作の魅力。
登場するキャラクターが「ハリポタ」シリーズよりも大人っぽくバージョンアップしていることで、「ハリポッター」シリーズと共に成長した、子どもも大人も万人が楽しめる作風となっています。
『ファンタスティック・ビーストと魔法の旅』通称『ファンタビ』、またまた世界中に新たな魔法をかけちゃいますよ。
ファンタスティック・ビーストと魔法の旅
2016年11月23日から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:デイビッド・イェーツ
原作:J・K・ローリング
出演:エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー、サマンサ・モートン、コリン・ファレル
©2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © JKR.
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/