なぜ違う?カマボコの食感と風味【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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今朝もカマボコの雑学についてです。

カマボコには、様々なお魚が使われています。
代表的なものは『エソ』や『グチ』『ハモ』『トビウオ』『タチウオ』『ヒラメ』『スケトウダラ』などです。こうした白身のお魚を使ったカマボコは、味が淡白で弾力があります。

これに対して『アジ』や『サバ』『イワシ』といった赤身のお魚を使ったカマボコは、味が濃厚で旨味が強いのが特徴です。
食感を比べると、白身のお魚のカマボコはシコシコッとした歯ごたえがあるのに対して、赤身のお魚のカマボコは柔らかい食感です。このようにお魚の種類によって食感や風味に特徴が出るそうです。

カマボコの独特の食感、あの弾力性のことを『アシ』と言うそうです。
カマボコの原料には味の良さに加えて、加熱すると良い“アシ”が出るお魚が使われます。そうは言っても『味の良さ』と『良いアシが出る』というこの2つの条件を兼ね備えたお魚は少ないそうです。
そのため一般的にはいくつもの種類のお魚を組み合わせて、それぞれの長所を生かしてカマボコが作られるそうです。
また地方ごとに近くの海で獲れるお魚を利用して、その土地独特のカマボコを作っているそうです。

カマボコの中には板を使わずに作るものもあります。例えば『簀巻(すま)きカマボコ』。
四国地方、特に愛媛県の伝統のカマボコで、お魚のすり身を板の代わりに麦わらで巻いて蒸して作ります。
麦わらの代わりに、ストローを使って巻いたものが一般的だそうでカマボコの表面には、ギザギザというか波の形が付いています。

(2016/11/16放送分より)

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スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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