アリス、これが最期。『バイオハザード:ザ・ファイナル』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第125回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、いよいよ世界に先駆け日本で最速公開!『バイオハザード:ザ・ファイナル』を掘り起こします。

日本発の人気ゲームから生まれたハリウッド・エンターテインメント、最期の瞬間を迎える!

バイオハザード:ザ・ファイナル01

ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した宿敵アンブレラ社との戦いを描いた超大作『バイオハザード』シリーズ。
2002年に第1弾が映画化され、以降、1作ごとにスケールとパワーを拡大し、世界的な大ヒットを記録。
そして第6弾にして最終章となる『バイオハザード:ザ・ファイナル』は、いよいよ明日から日本で世界最速公開となります。
今作には主人公アリスとともに戦う女戦士コバルト役に、日本からローラがハリウッドデビューし参戦。
また『バイオハザード III』『バイオハザードIV アフターライフ』で登場し、ゲームでも絶大な人気を誇るキャラクター クレア役のアリ・ラーターがカムバックを果たしました。
メガホンを取るのは、シリーズ全作に携ってきたポール・W・S・アンダーソン。
これまで謎に包まれていたアンブレラ社の陰謀やT-ウィルスの開発、そしてアリスの誕生の秘密が明かされます。

バイオハザード:ザ・ファイナル02

こういったレビューを書く場合、どこまで書くとネタバレになるか…というのがとても気になるもの。
ですが、本作に関しては、何を書いてもネタバレになってしまうのではないか…と思うほどの衝撃と見どころが凝縮されています。
「掘り起こします!」と言っておきながら、ノーヒントで見てほしい!その方が、絶対に楽しめるから!!!というのが、私の本音なのですが…。

バイオハザード:ザ・ファイナル03

とにかく映画の完成まで、ストーリーも出演者もトップシークレットだった本作。
それだけにオープニングから衝撃の連続で…。
またキャスティングについても、コバルト役のローラさんのクールなアクションもさることながら「あれはもしかしてイ・ジュンギ?」「あの可愛い女の子、ミラに似てるなぁ〜。…て、ミラとアンダーソン監督の娘のエバーちゃん???」といった感じで、ストーリーに没頭しながらも、チョコチョコとリアル世界に引き戻される嬉しいサプライズも盛り沢山です。

バイオハザード:ザ・ファイナル04

それにしても、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスは強い!
この難関を突破するのは不可能だろうと思うような状況でも、冷静な判断とアクロバティックな技を駆使して危機的状況をクリアしていく様は、本作がゲームを元に製作された映画だということを彷彿させ、ゲームプレイヤーがひとつまたひとつとステージをクリアし先へ進んでいく醍醐味にも似たものを感じます。
同時に、よくぞこれほどまでに魅力的なオリジナルストーリーを6タイトルも構築したものだと、製作者の“バイオ愛”を感じずにはいられません。

まさに集大成と呼べる『バイオハザード:ザ・ファイナル』。
アリスの最期の戦いを、しっかりと目に焼き付けて。

バイオハザード:ザ・ファイナル05
バイオハザード:ザ・ファイナル
2016年12月23日から世界最速公開
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、イアン・グレン、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ、オーエン・マッケン、フレイザー・ジェイムズ、ルビー・ローズ、ウィリアム・レヴィ、ローラ、エバー・アンダーソン、イ・ジュンギ ほか
公式サイト http://www.biohazard6.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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