今度の抗争は、新宿VS横浜!『新宿スワンⅡ』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第136回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、1月21日から公開となる『新宿スワンⅡ』を掘り起こします。

伝説再び!愛すべきアイツが帰ってくる!!

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歌舞伎町のスカウトマンたちの攻防を描いた、和久井健による人気コミックを映画化した『新宿スワン』。
前作の大ヒットを受け、早くも続編が全国公開となりました。
今度の舞台は、歌舞伎町と横浜。
新たなる野望と戦いが繰り広げられます。

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スカウト会社・新宿バーストのエース格となった、白鳥龍彦は、幹部の関とともに横浜へと送り込まれる。
勢力拡大を目論む社長・山城の命だった。
しかしそこは、滝と呼ばれる男が率いる横浜ウィザードが支配する難攻不落の王国。
逆に新宿を飲み込もうと徹底抗戦の構えで対抗する横浜ウィザードから、早々に手荒い洗礼を受ける龍彦たち。
さらに警察やヤクザとも裏取引をする滝の謀略により窮地に追い込まれた新宿バーストは、龍彦を破門にすることで事態を回避しようとするが…。

「オレは歌舞伎町の番犬だ。この街守るためだったら何でもすんだよ!」

新宿と横浜は全面戦争へと突入。
果たして、龍彦の、そして新宿バーストの運命は…。

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前作公開当初から、原作ファンをも唸らせたのが、その配役。
綾野剛演じる金髪&天然パーマの主人公 白鳥龍彦を筆頭に、まるで原作コミックから抜け出たようなハマリっぷり。
今作でも、真虎役の伊勢谷友介、葉山役の金子ノブアキ、関役の深水元基、時正役の村上淳、そして山城役の豊原功補が続投。
新宿バーストと対峙する滝を演じるのは、国内外問わず強烈な個性を放っている浅野忠信。
さらに、広瀬アリス、椎名桔平、上地雄輔、高橋メアリージュン、要潤ら、アクの強い個性派俳優たちが名を連ねます。
鬼才・園子温が監督を続投し、前作を超える鮮烈なタッチで男たちの壮絶な争いを映し出します。

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激しいアクションと残酷な暴力描写が満載のアウトローな作品でありながら、どこかで心の拠り所を感じるのは「幸せになりたい」と都会の片隅でもがいている人々を描いているからでしょうか。

正義感と優しさを見失うことなく闇の勢力に立ち向かう龍彦が時折見せるクシャッっとした笑顔は、本作に登場する女性キャラクターだけでなく、映画観る女性ファンにとっても癒しとなりますよ。

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新宿スワンⅡ
2017年1月21日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
監督:園子温
出演:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、久保田悠来、上地雄輔、広瀬アリス、高橋メアリージュン、桐山漣、中野裕太、中野英雄、笹野高史、要潤、神尾佑、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎、椎名桔平 ほか
©2017 「新宿スワンⅡ」製作委員会
公式サイト http://ss-2.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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