ディズニーのニュープリンセスは、勇敢なポリネシアン・ビューティー『モアナと伝説の海』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第166回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、3月10日から全国公開となる『モアナと伝説の海』を掘り起こします。

海に愛された少女の冒険ストーリー

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16歳のモアナは、数々の伝説が残る島 モトゥヌイ島で生まれ育った美しい少女。
幼い頃の“ある体験”がきっかけで、海と運命的な絆で結ばれ、いつしか海に愛されるという特別な力を持つようになる。

そんなある時、島では作物や魚たちに異変が発生。
モアナは外洋に出ることを禁じられているにもかかわらず、愛する人々を救うため、命をつかさどる女神テ・フィティの盗まれた心を見つけ出し、再び平和な世界を取り戻そうと決意。
ポリネシアの半神マウイの力を借りるべく、周囲の反対を押し切って、心の声に導かれるままに大海原へと旅立つ…。

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『アナと雪の女王』や『ズートピア』など、ヒット作を連発するディズニー・アニメーション・スタジオの最新作は、南の島と海洋を舞台に描いた長編アニメーション。

『リトル・マーメイド』『アラジン』のロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが監督を務めていることもあり、海を表現したアニメーションの美しさは格別。
まるでビーチリゾートにやって来たかのような穏やかな海の風景にうっとりしたかと思えば、ダイナミックな荒らくれる波に思わず息を呑む瞬間も。
同じ海を描写したとは言え、その対比には目を見張るものがあります。
ヒロインが海と“友だちになる”というストーリーの構成上、海をひとつのキャラクターとして描いているのも、興味深いところです。

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さて、ディズニー・アニメーションと言えば、気になるのがプリンセスの存在。
白雪姫やシンデレラに始まり、アリエル、ベル、ジャスミン、記憶に新しいところではエルサとアナ。
年齢を問わず、世の女性たちを魅了してきた彼女たちは、その時代に求められる“理想の女性像”と映し出されているよう。

本作のヒロイン、モアナは運動神経が良く、思いやり深く賢くて、不屈の精神を持つ少女。
不安を感じながらも “自分は何者なのか” を見つけるために、未知の世界へと自らの意思で一歩を踏み出していくという、新たなプリンセス像を打ち出しています。

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モアナとはポリネシア語で「大洋」を意味する言葉で、大海原を冒険するヒロインの名前にピッタリ。
彼女が歌う「どこまでも~How Far I'll Go」は壮大で美しく、映画鑑賞後も心に残る名曲です。
劇中にはディズニー映画のキャラクターたちが随所にチラリと登場するので、それを見つけるのも楽しいですよ。

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モアナと伝説の海
2017年3月10日から全国ロードショー
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
声の出演:屋比久知奈、尾上松也、夏木マリ ほか(日本語吹替版)
©2017 Disney. All Rights Reserved.
公式サイト http://www.disney.co.jp/movie/moana.html

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/


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