さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、3月17日から公開となる『SING/シング』を掘り起こします。
歌のチカラで世界を熱狂させるイルミネーション・ムービー
昨年末、いつも聴いてるラジオ番組から流れてきた、スティービー・ワンダーとアリアナ・グランデが歌う「Faith」。
そのファンキーさに一気にトリコになってしまったのが、私と映画『SING/シング』の出会いでした。
本国アメリカはもちろん、世界中で大ヒットを記録しているモンスター・ムービー『SING/シング』が、いよいよ日本上陸です!
人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。
コアラのバスターが支配人を務める劇場は、かつては賑わいをみせていたが、それも過去の栄光。
いまでは取り壊し寸前の状態だった。そこでバスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションを開催しようと企画する。
オーディション当日、会場にやって来たのは個性的な面々。
極度にアガリ症のゾウのミーナ、ギャングの世界から足を洗いたいゴリラのジョニー、パンクロックなハリネズミのアッシュ、25匹の子豚の育児に追われている主婦ブタのロジータ、貪欲で高慢なハツカネズミのマイク、パーリーピーポー…もとい、パーリーピッグなグンター…。彼らは人生を変えるチャンスを掴むために熱唱、それぞれの歌を披露する…。
『ミニオンズ』『ペット』を生んだユニバーサルスタジオ&イルミネーションによる最新長編アニメーションは、歌のチカラで元気になれるエナジー・ムービー。
その源となっているのは、誰もが耳にしたことがある60曲以上の名曲。
フランク・シナトラ、ザ・ビートルズ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダーといったアーティストのヒットナンバーから、映画主題歌、オペラのアリア、さらに日本からは、きゃりーぱみゅぱみゅの人気ナンバーと、自然と心も浮き立ちます。
これら名曲を歌い、各キャラクターを演じているのが、マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリーと、これまた豪華なハリウッドを代表する面々。
日本語吹替版でもバスター役の内村光良をはじめ、豪華なキャストが勢揃い。
MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディーエンジェル)、大地真央らがその歌声を披露し、作品世界を彩っています。
…と、とてもセレブでゴージャスな映画でありながら、本作が描いているのは「人は誰でも輝くことが出来る」ということ。
大切な劇場が倒産の危機にあるバスターもオーディションに参加するメンバーも、登場するキャラクターたちはみな、言わば人生のどん底。
そんな彼らが音楽を通じて、それぞれの夢や希望、幸せを見つけていく…というストーリーには、力強さを感じます。
彼らの人生を賭けたライブステージ、その感動は是非、映画館で…。
SING/シング
2017年3月17日から全国ロードショー
監督:ガース・ジェニングス
声の出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー ほか
内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディーエンジェル)、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、大地真央 ほか
©Universal Studios.
公式サイト http://sing-movie.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/