いよいよ水曜日あさ10時からWBC準決勝アメリカ戦が行われます。
ラジオではニッポン放送が独占生中継を行いますが、今日はテレビのお話です。
これまでのWBC予選は夜の19時8分プレイボール。
あさラジを担当している都合上、わたしは最後まで見れませんでしたが、アメリカ時間になったことで、全部見れます!楽しみです。
これまではナイター中継ということもあり、視聴率は20%越えを連発。
ちなみに過去のWBCで一番視聴率が高かったのは第1回大会の決勝、2006年3月21日春分の日のキューバ対日本で、午前10時45分から、放送時間4時間30分の平均視聴率は43.4%。
今回のWBCのテレビ視聴率、どこまで行くか?注目ですね。
このような「盛り上がり」を数字で表す「テレビの視聴率」。
最近、その測り方が変わってきています。
そこでけさのやじうま好奇心では「変わりゆく視聴率」に迫っていきます!
去年の10月から、テレビ視聴率調査会社「ビデオリサーチ社」が「タイムシフト視聴率」つまり、番組を録画して7日以内に再生した世帯を計測したものを測定することになりました。
今までは、私のように録画をして、撮りだめて1ヵ月後に見ても、カウントはされませんでしたが、この「タイムシフト視聴率」と、今まで「視聴率」と言っていたものを区別して正式に「リアルタイム視聴率」呼ぶことになりました。
さらに、「リアルタイム視聴率」と「タイムシフト視聴率」を合わせ、重複を除いた数字のことを「総合視聴率」と呼ぶことになるそうです。
そしてこのたび、去年の10月から12月までの3ヵ月間の「タイムシフト視聴率」と「総合視聴率」の調査結果が公表されました。
「タイムシフト視聴率」つまり録画で見られていた番組の1位から3位まではすべて「テレビドラマ」。
1位は恋ダンスで社会現象を巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」。
ちなみに「タイムシフト視聴率」ベスト30のうち、およそ20番組が「テレビドラマ」でした。
変化するテレビ視聴率ですが、最近では新たにツイッターと連動したテレビの人気を測る指標も登場して話題になっています、それが「視聴熱(ねつ)」。
これは角川アスキー総合研究所「ついラン」とテレビ雑誌「週刊ザテレビジョン」で共同に発表しているもので、ツイッター上でつぶやかれる「番組タイトル」や「関連する言葉」などを抽出して分析。
それを元に「週刊ザテレビジョン」編集部が独自の観点でポイント付けして毎日「人物」「言葉」「ドラマ」「アニメ」「バラエティ」の5つのジャンルで、ランキングが発表されています。
そもそも「テレビの視聴率」と「ツイッター」。
なぜ?と思う方もいらっしゃると思いますが、昔と違って最近は、茶の間でテレビを見るのではなく、自分の部屋で視聴する人が増えてきた結果だそうです。
独りで観ていてもテレビについての感想を人に言いたい、共有したい!という人が増えてきて最近では、テレビを見ながら、スマホ片手にツイッターやLINEをやっている人が増えているそうなんです。
ちなみに去年1年間で一番、ツイートされた数が多かったテレビドラマはフジテレビで毎週月曜9時に放送されたテレビドラマ「好きな人がいること」。
平均視聴率10%以下でしたが、SNSでは大盛り上がり。1年間で、ドラマに関して397万ツイートもされていました。
このように変化する視聴方法に対して、テレビ局側もあの手この手、色んなことを考えます。
去年のツイート数1位のドラマ「好きな人がいること」をはじめ、各局のテレビドラマで、最近行っているサービスが副音声を使った出演者による裏話放送。
SNSでつぶやいている視聴者にとっては、出演者やスタッフと一緒に、ドラマを楽しめるとあって大好評なんだそうです。
このコーナーの冒頭で、テレビドラマは録画視聴が多いと説明しましたが、テレビ局側ではSNSを使った視聴者をターゲットに、リアルタイムの視聴者が増えることを、狙っているそうです。
3月20日(月・祝) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より