清水富美加×飯豊まりえ×清野菜名×玉城ティナ×小島梨里杏×平祐奈、全員悪女『暗黒女子』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第179回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、4月1日から公開となる『暗黒女子』を掘り起こします。

全員悪女の騙し合いに、あなたもダマされる

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セレブ女子高生たちが通う聖母マリア女子高等学院で、ひとりの生徒が謎の死を遂げる。
学院の経営者の娘にして全校生徒の憧れの存在である、白石いつみだ。
校舎の屋上から落下したというが、自殺か他殺か、あるいは事故なのかも分からず、彼女の手には何故か、すずらんの花が握られていた。

真相は謎に包まれ、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したのではないかという噂が流れ始める。
そんな中、いつみからサークルの会長を引き継いだいつみの親友 澄川小百合は、部員が自作の物語を朗読する定例会を開催。
今回のテーマは「いつみの死」で、メンバーはそれぞれが“犯人”を告発する作品を発表することに。
5つの動機と結末を持つ、5つの物語。
果たして、この中に真実はあるのだろうか…。

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あまりにも無惨な結末に、読後はなんとも言えないイヤ〜な気分にさせられる、イヤミス。
後味が悪ければ悪いほどクセになってしまう魅惑のイヤミス界において、新たな旋風を巻き起こした秋吉理香子の同名小説を完全映画化しました。
「暗黒女子」、そのタイトルからもすでに不穏な空気を醸し出しています。

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「美少女であること」が絶対条件でキャスティングされた女優たちは、清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、平祐奈、玉城ティナ、小島梨里杏と、いずれもタイプの違う美貌の持ち主がズラリ。
普段は品行方正なお嬢様。しかしストーリーがすすむごとに明らかになっていく、個々に抱える秘密や裏の顔。
その二面性を演じきることで、それぞれの魅力を発揮しています。
また千葉雄大が文学サークルの顧問教師役で、これまでの美少年ぶりとはひと味違った大人の芝居を見せているのも出色の出来栄え。

メガホンを取ったのは『百瀬、こっちを向いて。』の耶雲哉治監督。
観客を裏切り続け、ついには「やられた〜っ!」という声が聞こえてきそうな、究極のイヤミスムービーが誕生しました。

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浮き彫りになっていく“洗練された悪意”。
思春期の少女たちが持つ虚栄心と美意識、悪意をまるで感じさせない自己中心的な言動は、一周回って、ある種の清々しささえ感じてしまいます。
さらにその奥に潜むのは「他人を蹴落としてでも人生の主人公になりたい」という、嫉妬と憎悪。
この映画に惹かれる…というコトは、あなたの奥底にも“暗黒女子の火種”が燻っている?! のかも。

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暗黒女子
2017年4月1日から全国ロードショー
監督:耶雲哉治
原作:秋吉理香子『暗黒女子』(双葉文庫)
出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈、升毅、千葉雄大 ほか
©「暗黒女子」製作委員会 ©秋吉理香子/双葉社
公式サイト http://ankoku-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/


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