全国にあります喫茶店の数は、2014年の段階でおよそ7万軒。
最も多いのが大阪で、およそ9,300軒。
その次が愛知県の8,400軒、東京都の7,000軒と続きます。
大阪に喫茶店が多い理由ですが、戦後になってから“手頃な価格のコーヒー1杯で、人間関係を深められる場所”として、喫茶店が大阪商人の水に合ったのでは…と言われています。
また当時のオフィスは狭くて、応接スペースがない所が多かったため、“商談の場”として喫茶店が活用されたのも、喫茶店が多い理由の1つとして考えられています。
この喫茶店の数を“人口1,000人当たりの件数”で見た場合、一番多いのは高知県で『1.56』。その次が岐阜県で『1.43』、そして、愛知県・和歌山県の『1.13』と続きます。
全国平均が『0.55』ですので、高知県は3倍近い数字です。
高知県に喫茶店が多い理由ですが、昔から“高知の女性は働き者”と言われています。
そんな女性たちの働く場として、喫茶店のような外食産業が発達していたことが挙げられています。
他にも高知県の場合、人口がおよそ72万人と、全国でも下から3番目に少ないため、何か1つの食べ物に特化したお店では商売がなかなか難しい…と言われているそうです。
その点、喫茶店の場合、様々なジャンルのメニューを提供出来ます。
例えばモーニングサービスでも、パンとご飯、コーヒーとお味噌汁が一緒に出て来るのは、珍しいことではないそうです。
(2017/4/12放送分より)
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