喫茶店とカフェの違い
“コーヒーや紅茶などを頂きながら、一人でゆっくりくつろいだり、雑談や打ち合わせをする場所”…『喫茶店』についてです。
法律ではしっかり区別されている
『喫茶店』を辞書で調べますと『コーヒー・紅茶などの飲み物、お菓子や簡単な食事などを出す飲食店。カフェ』とあります。
このように『喫茶店』と『カフェ』は同じものとなっていますが、法律ではしっかりと定義されています。
ポイントは『アルコール』です。
アルコールを提供できるかできないか
『カフェ』は『飲食店営業許可』が必要で、お店でアルコールを提供することが出来ます。
それに対して『喫茶店』の場合、『喫茶店営業許可』が必要で、『アルコール』を提供することは出来ません。
『喫茶店』は、コーヒーや紅茶を中心としたソフトドリンクと、お菓子類を提供するお店のことです。
それに対して『カフェ』は、先程の喫茶店のメニューの他にアルコールのメニューや“カフェ飯”と呼ばれる軽食、例えばパスタやカレーライス、オムライス、サンドイッチなどが加えられます。
『お店の名前』と『法的な営業の形態』は関係ない!?
ところが実際には“喫茶店”と呼ばれるお店の中には、モーニングサービスや軽食を提供している所が、たくさんあります。
カフェでなければ、お食事は提供出来ないはずですが、実は“お店の名前”と“法的な営業の形態”とは関係がないそうです。
そのため名前に“喫茶”と付いていても『飲食店営業許可』があるお店であれば、お食事やアルコールを提供することが出来ます。
逆に名前に“カフェ”と付いていても、『喫茶店営業許可』しか持っていないお店は、アルコールやお食事は提供出来ないことになります。
(2017/4/10放送分より)
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