飲みやすさを追求したストローの進化【鈴木杏樹のいってらっしゃい】
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ストローの中には飲みやすいように『曲がるストロー』というのがありますよネ。
『フレックスストロー』という名前があるそうです。
この『曲がるストロー』を発明したのは、坂田多賀夫(さかた・たがお)さんという方です。
坂田さんは“浪速のエジソン”と呼ばれるほど数多くの発明をされていて、その1つが『曲がるストロー』です。
発明のキッカケは病院で、寝たきりの患者さんがコップの中のお水をゴムのチューブで飲もうとしているのを見たそうです。
ストローで飲もうとすると、体を起こさなければなりません。
そこで坂田さんは”もしストローが曲がったら、起き上がらなくてもイイのでは?”と考えました。
そこでアコーディオンをヒントにして、いろいろ試したそうですがどうしても蛇腹(じゃばら)の部分に裂け目が出来てしまいました。
その後、蛇腹の部分に折り目を入れることを思い付いたことで、裂け目が出来るのを防ぐことが出来ました。
こうして完成した『曲がるストロー』ですが、世界中でマネをしたストローが作られましたが、坂田さんは“世の中の人がこれで便利になるなら・・”と一切、権利の請求をしなかったそうです。
続いて、伸び縮みする『伸縮ストロー』です。
これは1983年(昭和58年)に『日本ストロー』さんが世界で初めて開発したそうです。
容器に付ける時は短く、使う時はおよそ2倍の長さになるというとても便利なストローです。
ストローを伸ばした部分をカチッ!とロックすることで、使用中に縮むことを防いでくれます。
(2017/4/5放送分より)
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