“純喫茶”の由来をご存知ですか?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

By -  公開:  更新:

6b901a480633ad646a34b2cef1985a95_s(w680)

喫茶店の名前にまつわるアレコレ

『喫茶店』と『カフェ』の違いは

名前に“喫茶店”と付いていても『飲食店営業許可』があればアルコールやお食事を提供出来ますし、逆に名前に“カフェ”と付いていても、『飲食店営業許可』が無ければ提供出来ません。

このように厳密には『喫茶店』と『カフェ』には違いがありますが、辞書では『喫茶店とカフェは同じもの』と表記されていることが多いので、一般的には同じものと考えられています。
他にも例えば『スターバックス』さんは『コーヒーストア』、『ドトールコーヒー』さんは『コーヒーショップ』といったような呼び方(分け方)もあります。

『喫茶店』の由来

『喫茶店』の『喫茶』という言葉ですが、元々は鎌倉時代に中国から伝わったお茶を頂いて、その効用をたしなむ習慣や作法を指す言葉だったそうです。

『純喫茶』とは

さらに『純喫茶』という言葉もあります。
明治の終わり頃、社交の場としてカフェが利用されていました。
そのカフェは夜になると、お酒を提供して女性スタッフ、いわゆる“ホステス”さんが、お客さんを接待していました。
そのため『特殊喫茶』とも呼ばれていましたが、それと区別するために“アルコールを提供しない純粋な喫茶店”の意味で『純喫茶』と呼ばれるようになりました。

他にも、東京・神奈川・埼玉で展開している『ルノアール』さんの場合、“喫茶店”ではなく“喫茶室”のネーミングを使用しています。

(2017/4/11放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

ニッポン放送ほか全国ネット
ニッポン放送 (月)~(金) 朝7:37から(「高嶋ひでたけのあさラジ!」内)
※ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。

Page top