昨日行われた国内女子4大メジャーの第1戦「ワールドレディス」は、韓国のキム・ハヌルが圧勝。前週に続き、2連勝を飾っています。
獲得賞金は、すでに5000万円を突破。
今季不振のイボミに代わり、賞金女王の最有力の声が上がるほどです。
メンタル面の充実と、正確無比のショット。加えて、パッティングも好調となれば、世界屈指の飛距離を誇る米国のレキシー・トンプソンが、「つけ入るスキがなかった」と白旗を上げるのも無理はありません。
今日、8日は韓国の両親の日です。
「プロになってから今まで2週連続優勝の経験がない。父と母にいい報告をしたいから頑張りました。」
1988年生まれ。バースデーイヤーには、ソウルオリンピックが開催されています。日本ツアーへ参戦中の、同い年のイボミ、それから元世界ランキング1位の申(シン)ジエ、イナリとは、「パルパル(88)の同級生だから、とても仲が良い」。スケジュールを調整して、4人だけで会食をしている。ただ、4人共通の悩みが…。
韓国では数え年がスタンダードです。それも、年が改まるとすぐさま、1歳プラスされるそうです。
「今年の元旦は、心がチクチクと痛んだ。いよいよ、来た、30歳が…。いまだに心の準備ができていない。」
ということで、満年齢の日本がますます好きになったそう。
「12月17日の誕生日まで、私は28歳。韓国では、30歳といわれるから複雑な気持ち。日本でずっとプレーをしたい、という気持ちが皆さん、わかっていただけましたか。」
とジョークをまじえながら、語っています。
現在、日本はもとより世界最高峰のアメリカツアーでは、韓国出身者が席巻中。国家をあげてジュニアゴルファーの育成に力を入れているだけに、次から次へとニュースターが誕生している。キムは11、12年に韓国ツアーの賞金女王に輝き、スマイルクイーンのニックネームが定着。ただし、いくら実力があっても、年齢とともに注目度は下降線が、既定路線だ。あれだけ、取り上げたマスコミがちょっと勝てないだけでそっぽを向く。実際に
「私は、26歳でもうベテランと書かれた。」
と言います。
韓流の美女ゴルファーはイボミに代表されるように、親日家で礼儀正しく、ひとたび接するとファンになるという共通項がある。優勝すれば、「皆さんのおかげです」と実に腰が低い。
先週から、キムは「トレードマークにしたい。ギャラリーの皆さんに楽しんでほしいから」と、髪にリボンを結んでいる。オープンウイークで帰国した際、品質や長さを確かめて、実際に着けて動画撮影した。スイングしても、歩いても美しく見えるものを入念に品定め。周到な準備を行い、5月からお披露目したのです。
これが「よく似合う」と大好評。ちなみに、1本の値段は「40円です」と小声で話していました。
5月8日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」