エンジン全開。横浜がわいています。
ハマの主砲がリーグ戦を再開してから絶好調。
昨日の広島戦ではライトスタンドを超える、特大の10号を放ちました。これで今シーズン初の3戦連続弾。筒香は、
これからもっと打つ。
と改めて宣言しました。
4月、2割8分4厘。5月が2割4分3厘といまひとつで、WBC日本代表の後遺症を心配されましたが、ラミレス監督は、
必ずビッグウエーブが来る。
と予告しました。
なるほど、筒香は夏に強い男、昨年7月は、4割2分9厘で、本塁打が16本。今年も6月は3割2分4厘を打っています。
打てない時は、スイング、スイング、スイング。
とラミレス監督は、繰り返していました。
要は、バットを振って、振って、振りまくれです。自身の予感が的中しただけに、
期待している筒香が、戻ってきつつある。
この調子で3割、30本、100打点を達成してほしい。
とボルテージが上がります。
チームは、優勝を目指しているだけに、9.5ゲーム差をつけられている広島からこれ以上、離されるわけにはいきません。
個人よりもチームの勝利を最優先に。30日からの巨人戦から、筒香を3番で起用します。
打順が多くなり、ロペスと宮崎がうしろに控える。メジャー流の3番最強説を実践します。
プロ8年目のシーズン。今や日本を代表するホームランバッターへ成長しました。
母校の横浜高では、25歳の若さでも伝説の選手!プロ球界へ多くの逸材を送りだした横浜高ですが、松坂よりも筒香が語られています。
なぜか、といえば、その野球へ取り組む姿勢。
3年の夏で、ひとまず部活動からは離れるわけですが、筒香は毎日、部室の掃除を行うために足を運んでいます。
新入生が入部すると、全員の前でそんな話があるのが恒例になりました。
大きな期待を背にプロ入りしたものの、しばらくはいわゆるカベに阻まれています。
特定ではなく、コーチを含む、いろいろな人の話を聞いて、自分なりに考えて、打撃改造を行いました。
開眼したのは3年目。
“逆方向へ強い打球を放つ”これに賛同したのは一昨年、臨時コーチとして沖縄・宜野湾キャンプを視察した松井秀喜さんです。
自身の経験から、
本調子でない時は、打てなくてもいい。
でも、ボール球を打ってはいけない。
フォアボールを狙いに行くのも、ひとつの手だ。
筒香には黄金にも勝る、松井さんの言葉でした。
今回もそれをしっかりと守って、来るべき時を待っていたのでしょう。
確信できた。
と喜びました。
明日の巨人戦から、3番の刺激が加わり、どんな変化を起こすのか?
2位の阪神には陰りが濃くなっています。まずチームは、勝率5割復帰で、勢いをつけたいところです。
6月29日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」