7/4(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
今のアメリカは、どこまで大統領なしに動くのか
7:17~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター富坂聰(拓殖大学教授・ジャーナリスト)
過激なツイートが現代の大統領のやり方
アメリカのトランプ大統領は2日、スーツ姿の人物に暴行を加えている自身のビデオ映像をTwitterに投稿しました。人物の頭部にはアメリカCNNテレビのロゴが重ねて表示されていて、メディアに対する脅迫と受け取られかねない内容に非難が殺到しています。
#FraudNewsCNN #FNN pic.twitter.com/WYUnHjjUjg
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) July 2, 2017
およそ30秒の動画でして、プロレスのリング脇に現れたトランプさんがスーツとネクタイ姿の人物を組み伏せて激しく殴りつけているものです。殴られた人物の頭の部分をCNNの赤いロゴが覆うように映像処理されています。
この動画は大統領就任前のトランプさんがプロレスのイベントに出席したときの画像を加工したものと見られており、最後にはFNN、フェイク・ニュース・ネットワークという文字も映し出されています。
CNNは声明で「アメリカの大統領が記者に対する暴力を奨励した悲しい日」だと指摘。「子供じみた振る舞いに時間を浪費するのではなく、私たちも仕事をするから大統領も仕事をするべきだ」と発表しています。今回の投稿には流石に身内の共和党からも「目に余る」と当惑の声が上がっています。高嶋) 雀百まで踊り忘れずじゃないですけど、治りませんね。殴りつけて悠々と帰ろうとしたところの顔を見るとかなり若い。昔プロレスでいろいろやっていたときの映像を加工です。良いアイデアと思ったのでしょうね。バカ受けだと。
富坂) 子供っぽいですね。
高嶋) それからテレビの年配の女性キャスターに「あいつ血まみれだった」とか。
森田) 顔のしわ取りシートにひどく出血しているだとか。知能数が低くて頭がおかしいだとか。こういうこともTwitterでやっていまして。ただこのツイートが現代の大統領のやり方だと開き直っています。
アメリカは大統領なしでどこまで動くのか?
高嶋) G20はどうでしょうか?
富坂) 前回のG7で孤立したという報道があり、ヨーロッパとの亀裂も生んでしまったので、これを続けていくとアメリカの国益にはならないと思います。権力の大きいものは小さいものと喧嘩をすると、小さいものにとってはチャンスになるので、だいたい大きいものが損をする。だから溜めのある人は言葉を飲み込みます。竹下登さんはすごく我慢をする人で、中国でいうと鄧小平さんみたい。言葉を滅多に発さないのになんとなくわかるという。こういう溜めのある政治家はちょっといないかもしれませんね。
高嶋) 大統領選挙に当選したことは間違いない。だけど全然景色やマスコミに対して何も変わらず。なんとなく国は動いていってしまうのですから、ある意味凄いなと。
富坂) 今回のアメリカは、どこまで大統領なしに動くのかを見る大実験ですよ。