日本での最初の食品用ペットボトルは“お醤油”でした。【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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※この記事は2017年に書かれたものです

ペットボトルの歴史

1973年にアメリカで誕生

1967年、アメリカの会社『デュポン』のエンジニア、ナサニエル・ワイエスさんが、“炭酸水をガラスでなくプラスチックの容器に入れられないか?”と開発に乗り出しました。
そして6年後の1973年に開発に成功して、特許を取りました。

アメリカでは『Plastic Bottle』と言う

こうして開発された『ペットボトル』、アメリカでは『Plastic Bottle』と言いますが、翌1974年にはコーラなどの炭酸飲料に使われるようになりました。

日本では

初めて作られたのは『お醤油用のボトル』

日本では1976年(昭和51年)東京にありますプラスチック容器の製造・販売会社『吉野工業所』さんが『ポリエチレン・テレフタレート』で出来たペット容器の生産を始めました。
この時、生産されたのは“お醤油用のボトル”です。

1977年にキッコーマンが採用

これを翌1977年に『キッコーマン』さんが採用しました。
ですから、日本での最初の食品用ペットボトルは、ジュースや炭酸飲料ではなく、お醤油だったんです。
現在もお醤油は、ペットボトルが主流ですよネ。

日本での最初の食品用ペットボトルは“お醤油”でした。【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

キッコーマン しょうゆ (キッコーマンHPより)

1982年から清涼飲料にも使用

その後1982年に『食品衛生法』が改正されて、清涼飲料の容器にペットボトルの使用が認められました。
今でこそペットボトル入りの飲み物はアイスでもホットでも主流ですが、歴史的にはまだそれほど経っていないことになります。

リサイクルが始まったのは1993年

そんなペットボトルのリサイクルは1990年代の初めから取り組みがスタートして、1993年に本格的に始まりました。
現在、ペットボトルのリサイクル率は85%以上と言われています。

(2017/7/11放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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