きょうは山の日で祝日という事もあって、帰省ラッシュも始まっているようです。そこで、お盆シーズンの渋滞予測と、ツラい渋滞を少しでも回避する方法をご紹介します。
高速道路の渋滞予測については、NEXCO東日本の方から、事前に回答をいただいております。
今年の関東地方の高速道路では、下り方面はきょう8月11日に渋滞のピークを迎え、あすも午前中は渋滞が続くと予想しています。また、上り方面は、来週の月曜日8月14日と15日の火曜日に渋滞のピークを迎えると予測しています。去年導入された山の日が今年は金曜日にあたり、3連休となることから、去年よりも渋滞が増加する見込みです。
では、これからお出かけになる方、どうやったら、渋滞を回避出来るのか?
まず、ドライバーが出来る事は大きく分けて2つあります。
1つは、「徹底的に最新情報と渋滞予測を調べる事」。
運転中は当たり前ですが、高速道路での道路情報板を見る事やラジオの交通情報も大事です。それに加えて、もっと細かい情報を得る為に見ていただきたいのが、NEXCO東日本が運営するホームページ「ドラぷら」です。これが非常に便利。ドラぷらのホームページを開きますと、「渋滞予報ガイドお盆版」という特設コーナーがあります。「渋滞予報カレンダー」という便利な検索機能がありまして、日付や路線を入れると、非常に細かい渋滞予報が出てくるんです。
例えば、あす8月12日土曜日、中央自動車道下りの「高井戸インターチェンジから相模湖インターチェンジ」まで、渋滞予報は、どうなのか?
あさ5時から午後2時ぐらいまで混んでいて、渋滞のピークの時間は朝7時。渋滞の距離は45キロと、予報が出ています。じゃあ、同じ高井戸から相模湖で、1日ズラして、13日の日曜日で見てみますと、渋滞の距離は5キロだけ減って40キロ。ピーク時の渋滞に関しては、土曜日も日曜日もあまり変わらないようです。
今年のお盆の渋滞の傾向はNEXCO東日本によりますと、「今年のお盆の大まかな傾向としては、下り線は午後、上り線は午前が比較的渋滞が落ち着く傾向にある」そうです。例えば、「下り線はきょうの午前を避けると、渋滞が比較的落ち着くもよう」渋滞を避けるなら、「下りは午後、上りは午前」。覚えておきましょう。
渋滞を回避するもう1つの方法。
それは、「追い越し車線ではなく、左側の走行レーン」をキープする事。
つまり、「キープレフト」です。NEXCO東日本が利用者を対象におこなったアンケートによりますと、「混雑してきたら、追い越し車線に移動する」と答えた人がおよそ2割いたそうです。しかし、追い越し車線の利用が増えると、追い越し車線の交通量が増えて、車間距離が縮まり、ブレーキを踏むクルマが続出。これによって、追い越し車線から渋滞が発生するそうです。「一人一人がはやる気持ちを抑える事が渋滞予防に繋がる」と、NEXCO東日本の方は話しています。
最後に、渋滞中の疲れをリフレッシュ出来るサービスエリア、パーキングエリアの情報です。色々あって、紹介しきれないんですが、1つあげるとすれば、先週の木曜日8月3日に新たな商業施設が出来た福島県いわき市の「常磐自動車道 四倉(よつくら)パーキングエリア 下り線」です。2002年に誕生して以来、15年間、売店などの商業施設がなかった四倉パーキングエリア下りに、待望のお店ができました!
その名も「海岸食堂」。海に近い立地を活かしたスナックコーナー、食堂です。旬の刺身を4点盛りにした「刺身定食」(1080円)や、三陸産の大ぶりなホタテを使った「ホタテフライ定食」(1080円)などがあります。魚料理以外では喜多方の平打ち麺に、厚切りの炙り豚バラをのせたラーメンも美味しそうです。
関越自動車の「寄居PA上り(寄居星の王子さまPA)」は「星の王子さま」の世界観を表現しているそうで、南フランスのプロヴァンス地方を彷彿させる建物と料理が再現されているので、旅行気分が味わえそうですよね。
長野道の「姨捨(おばすて)サービスエリア上り姨捨(おばすて)サービスエリア上り」の夜景も評判。日本最大の夜景ファンの集まりである「夜景倶楽部」が選出する夜景100選にも選ばれている善光寺平(ぜんこうじだいら)の夜景を楽しむ事が出来るそうです。「まるで光のカーペットとも言える美しい夜景だ」と書かれています。
お盆シーズン。渋滞を上手に回避して、安全運転でお願いします。
高嶋ひでたけあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送平日6:00-8:00