恐竜図鑑に載っているアレもコレも恐竜じゃない?
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恐竜の種類ですが、正確な数は分からないそうです。その理由ですが、恐竜の科学的な分類の仕方が研究者によって、多少の意見の違いがあるからだそうです。資料によって“800種類”“540種類”といった数字が出て来ます。
まず“800”という数字ですが、これは1990年までに発見されたとされる数字です。ところがこの800種類の中には『恐竜』と分類するには条件を満たしていない・・とされる種類もあって、それを除いた約340種類だとする意見もあります。
その後、約200もの新しい種類の恐竜が発見されたことから340に200を足して“540種類”という意見があるそうです。
恐竜の分類はとても複雑で、例えば『プレシオサウルス』や日本国内で初めて発見された『フタバスズキリュウ』。どちらもヒレ状の脚を持っていて、首が長い爬虫類のグループですがこのグループは『首長竜(くびながりゅう)』といって、学術的には恐竜とは別のものとして区別されています。
さらに『首長竜』と同じように、ヒレを持っていてもイルカに似た姿をした『魚竜(ぎょりゅう)』、翼を持って大空を飛び回っていた『翼竜(よくりゅう)』も恐竜とは別のものとされています。
そうは言いましても、恐竜の図鑑を見ると“首長竜”の『プレシオサウルス』や“魚竜”の『イクチオサウルス』、“翼竜”の『プテラノドン』が載っていることが多いそうです。その場合、恐竜ではなく『恐竜以外の爬虫類』といった形で紹介されているそうです。
(2017/9/6放送分より)
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