女子プロゴルフ・畑岡奈紗 史上2人目となる3週連続優勝に挑戦!

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畑岡奈紗

女子ゴルフ 日本女子オープンゴルフ選手権 最終日 20アンダーで、優勝した畑岡奈紗=2017年10月1日我孫子GC 写真提供:産経新聞社

史上2人目の3週連続優勝を狙い、話題の畑岡奈紗が6日、開幕するスタンレーレディスで史上2人目の記録へ挑みます。プロ初優勝は勢いで成し遂げられる。そう、ゴルフ界ではいわれています。が、2勝目をあげることが難しい。レジェンド、樋口久子がこう話している。

「最近は、強い若手が優勝を飾っても、次がない。優勝した直後の試合でどんな結果を残すのか。それがプロとしての資質を問われる」

と、前置きし、畑岡の日本女子オープンについてふれました。

「公式戦で連勝。連覇は並大抵ではできないことです」。

大絶賛しました。

1日、最終日が行われた日本女子オープンで優勝。通算20アンダーまでスコアを伸ばし、2位以下に8打差をつけての圧勝でした。出場選手も日本のトップはもちろんですが、海外からも世界ランク上位の韓国勢、ランキング6位のチョン・インジなどが参戦。異次元のプレーを展開し、誰もが無条件で白旗をあげてしまった。この優勝で畑岡は、樋口久子以来の大会2連覇に加えて2週連続優勝を果たした。

昨年はアマチュアとして、初の大会制覇を果たしています。この時も強さが際立っていましたが、1年経ってこれほどの成長を遂げるとは…。やはり、かわいい子には旅をさせるべきです。畑岡は、昨年末、米女子ツアーの出場権を得るため、Qスクールを受験。日本ツアーで実績を積んでから-との声が多く寄せられたにもかかわらず、自身の夢を最優先。出場権を獲得して今季は米ツアーを主戦場にしました。

ところが、世界中からトップが集結する、米ツアーは甘くはなかった。

「準備不足です」

と厚い壁に跳ね返され、最高成績がキャンビアポートランドクラシックの15位タイ。シード権を獲得することにも失敗してしまった。夏場以降、出場できる試合も限定され、やむなく帰国して再調整を。ただし、これでスランプ脱出のきっかけを得たのです。

「ツアーを転戦していると、移動距離がものすごい。アメリカ国内でも相当ですけど、他にもアジアや南米などで試合がある。だから、どうしても練習量が不足して、課題を残したまま、次の試合へ-。負のスパイラルへ陥ったと思います」

と分析していました。

そんな散々な目にあいながら、米ツアーをあきらめる様子などなし。このあたり、畑岡が今どきの日本人選手にはない、ガッツの持ち主だということがわかります。ミヤギテレビ杯で優勝する前から、18年も米ツアーへの挑戦を宣言。技術と精神力を兼ね備えた、まぎれもない大器です。

畑岡は、

「これから、私たちの世代が日本を引っ張っていくべきだと思う」

と、堂々と語った。宮里藍が現役を引退しても、大丈夫でしょう。2020年東京オリンピックでも、黄金世代が大活躍しそうな気がします。

10月3日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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