あの日本一の靴下の産地が靴下ソムリエを制定!
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2015年の『日本靴下工業組合連合会』の統計によりますと、紳士用の靴下の生産量は、兵庫県がわずかの差で上回っていますが、それ以外の『婦人用』や『子供用』、『スポーツソックス』など、奈良県がトップを占めています。
奈良県で靴下の生産が盛んな理由ですが、1910年(明治43年)吉井泰二朗(よしい・たいじろう)さんという方が、アメリカから靴下の機械を持ち帰って、現在の広陵町(こうりょうちょう)に靴下の工場を設立しました。
この広陵町を始め奈良県は山が多くて、農業用の土地の面積が狭かったこともあって、生活のためには農業以外の副業が必要でした。さらに奈良県は、繊維問屋が集まる大阪に近いことなどもあって、靴下作りが盛んになったそうです。
特に広陵町には、靴下を製造している会社が約150社もあるそうです。そんなところから『靴下の町』としてPRしています。
奈良県ではこの秋、『靴下ソムリエ資格認定制度』が始まりました。靴下の『歴史』や『生産・技術』、『製品』などについて、豊富な知識を持って、消費者の方に奈良県の靴下の魅力や価値を正しく伝えることを目的としています。
先月、『第1回認定試験』が奈良と東京で行われましたが、東京では受験者数が当初の予定よりも多かったため、会場を変更したそうです。もう既に合格者が発表されていて、近々、『靴下ソムリエ』の称号が与えられるそうです。
『靴下ソムリエ』になられた方は、将来的には店頭で靴下について分かりやすく、消費者の方にアドバイスする、販売員としての活躍を見込んでいるそうです。
(2017/11/7放送分より)
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