“ニュース独自の言い方”から生まれた言い間違い

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“ニュース独自の言い方”から生まれた言い間違い

『過半数を超える』は間違い

“選挙で、この政党が議席の過半数を超えました”“賛成・反対のアンケートを取ったところ、賛成が過半数を超えました”といったように使われることがありますが、これは間違いです。

正しくは『過半数を占める』

そもそも『過半数』とは『全体の半分よりも多い数』という意味で、例えば『議席の数』の場合、定員が『100』でしたら、半数の『50』を超える『51』以上を占めると『過半数』です。
正しくは『過半数を占める』で、『過半数を超える』だと重複した言い方になっています。

ところがニュースなどでは“過半数を超えました!”という表現が使われることが多いそうです。
その理由ですが、選挙のニュースの場合、“与党や野党、あるいは注目の政党が、議席の数の半数を1つでも上回るかどうか?”が、一番の関心だそうです。
その場合、本来なら“〇〇党が半数を超えました”または“過半数を占めました”が正しい言い方です。

ところが“超えた”ということを強調して、インパクトがあるように聞こえるように“過半数を超えました”という表現を使うそうです。いわゆる“ニュース独自の言い方”だそうです。

『過半数割れ』も間違い!?

他にも“議席の数が半数を下回った場合”『過半数割れ』や『過半数を割る』といった表現が使われています。
『過半数』とは『全体の半分よりも多い数』という意味ですので、『全体の半分よりも少ない数』の場合、本当なら『過半数』という言葉を使うのは、おかしいですよネ。

正しくは『半数を下回りました』

正しくは“半数を下回りました”ですが、これも“半数を下回った”ということをより強調するために『過半数を割りました』といった“ニュース独自の言い方”が使われるそうです。

(2017/10/31放送分より)

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