『襖の日』の由来になったある習慣

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『襖の日』の由来になったある習慣

『襖』は紙や布で出来ています。そのため長い年月にわたって使っていると、どうしても色褪せしてしまいます。それがイイ味になっていることもありますが、そうでない場合が多いそうです。

専門家の方によりますと、インテリアとしての効果を求める場合、材質によっては3年や5年、10年程度で張り替える必要があるそうです。そんな『襖』を美しく保つために『マメにホコリを払う』『汚れがついた時は、すぐに処理をする』『縁や引き手の部分はカラ拭きする』といったように日頃のお手入れが大切です。

但し“小さなシミ”などの汚れについては、気にし出すとさらに気になってしまいますので、次第に汚れていくのは仕方ない・・と考えると良いそうです。

そんな“『襖』にまつわる記念日”というのがありまして、10月10日が『襖の日』です。これは『日本内装材連合会』が定めたもので、『襖』を通じて“日本の和の心”を見直して、“伝統の和の文化・襖文化”を再評価してもらうのが目的です。

10月10日を『襖の日』に選んだのは“葦(よし)”という植物を編んではめ込んだ戸、『葦戸(よしど)』を毎年9月のお彼岸の頃から10月にかけて、『襖』に変える習慣があったからだそうです。

さらに『10月10日』を漢字で表現した時(十月十日)、その文字が『襖』の枠の間の縦・横に組み込んだ、細い部分と似ていることなどから、10月10日になったそうです。

(2017/10/26放送分より)

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