めがねのまち 福井県鯖江(さばえ)市
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鯖江市はメガネのフレーム作りで、国内の約9割、さらに世界の約2割を占めているそうです。
鯖江市でメガネ作りが始まったのは、明治38年(1905年)です。地元・福井出身の実業家・増永五左衛門(ますなが・ござえもん)さんが農閑期の冬場でも安定した収入が得られるように・・と、メガネのフレーム作りに注目したのが始まりです。当時、メガネ作りが盛んだった大阪や東京から職人さんを招いて、製造技術を学んだそうです。
そして様々な苦労を重ねながら、メガネの生産を続けていると、次第に専門の職人さんが、パーツごとに分かれてメガネを作る、いわゆる“分業化”が進んでいきました。こうして鯖江の町全体が“ひとつの大きな工場”としてメガネを作るようになりました。
そして1981年(昭和56年)には、世界で初めて“軽くて丈夫なチタン製のメガネ”を開発しました。それ以来、鯖江はイタリアの『ベッルーノ』中国の『シンセン』などと並んで“世界の三大メガネ産地”となりました。そんな鯖江には“めがねのまち”のシンボルでもある、ショップや博物館などが入った『めがねミュージアム』があります。
■杏樹の感想
今週は私が『日本一の図書館の街 大和市』という横断幕を偶然見かけて、その理由が知りたくてこのテーマになりました。
今週ご紹介した以外にも、日本にはたくさんの『〇〇のまち』があります。お出かけ先で『〇〇のまち』と書かれた看板などを目にされることがあったら、“どうして〇〇のまち”と呼ぶようになったのか調べてみると楽しいかも知れませんネ。
(2017/11/17放送分より)
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