もしも刃物がなかったら?日本一の刃物のまち 岐阜県関市
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※この記事は2017年に書かれたものです
世界に誇る刃物の町、関市
関市で刃物作りが始まったのは鎌倉時代
刀作りに欠かせない良質な粘土を発見
関市で刃物作りが始まったのは、今から700年以上前、鎌倉時代のことです。
『元重(もとしげ)』さんという“刀作りの名人”が関市を訪れた際、刀作りに欠かせない良質な粘土を発見したそうです。
その後、関市に移り住んで刀作りを始めたことから、刀作りが盛んになりました。
そして時代の流れと共に、刀作りの職人さん達は包丁や鎌といった家庭用の刃物の生産に移っていきました。
今では関市はイギリスの『シェフィールド』、ドイツの『ゾーリンゲン』と並んで、“世界に誇る刃物の町”として知られています。
2015年に作られた『もしものハナシ』が話題に
関市では2015年に『もしものハナシ』という、PR動画を作りました。これが結構、シュールな内容でして・・『刃物が無いと、人は普段の生活でどれだけ困るか?』を映像で表現しています。
例:『包丁が無いので、チョップで野菜を切ろうとするお母さん』
例:『カミソリが無いので、ガムテープを使ってヒゲを抜く男性』
例:『ハサミが無いので、お客さんの髪の毛を歯で噛みちぎる美容師さん』
こういった内容の動画で、あまりの衝撃にかなりの話題になりました。
それだけ生活用の刃物が無いと不便、無くては困る・・ということになります。
『刃物検定』も開催
さらに関市では『刃物検定』、その名も『はもけん』を実施していて今年4回目が行われました。
まさに『日本一の刃物のまち』です。
(2017/11/15放送分より)
ニッポン放送ほか全国ネット
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