1/25(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
ドミニカ船と海上で接触
7:18~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)
北朝鮮籍のタンカーが東シナ海の公海上で“瀬取り”か
北朝鮮籍のタンカーが今月20日に東シナ海の公海上でドミニカ船籍のタンカーに横付けしていたのが確認され、日本政府は国連に通報した。国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁決議に違反し、積み荷を移し替えている疑いがあると判断した。
森田解説委員)船の積み荷を会場で移し替えるのを「瀬取り」と言うのですが、北朝鮮の船との瀬取りは去年9月の国連安保理の制裁決議で禁じられています。
日本の外務省は北朝鮮船籍のタンカーが今月20日の早朝に東シナ海の公海上でドミニカ船籍のタンカーに横付けしていたのを確認しました。国連に通報したのですが海上自衛隊のP-3C“オライオン”哨戒機が発見して写真を撮影しました。
外務省や防衛省によりますと、明確には船から船に物資を移す様子は確認できなかったのですが、夜明け前の暗い中、2つの国の船が横付けした上で照明を付けて何らかの作業をしているのは確認したということです。
いずれもタンカーなので石油などが移し替えられた可能性があるとみられます。
こうした中CIAのポンペオ長官は先日「北朝鮮がアメリカ本土を核攻撃する能力を獲得するまでに数ヶ月しか無い」と述べて強い危機感も示しています。高嶋)とにかく「最大限の圧力」と日本は頑張っているわけですけど、こういうものというのは必ず国の思惑でどこかで穴が開くのですね。
山本)ただ今度は日本の自衛隊が証拠を押さえたというのは、この件については成果が出たなという風に思いますけどね。
高嶋)でも“水も漏らさぬ”という風にはいかないですね。
山本)広い海ですからね。ただこういう地道な努力はそれこそ韓国も先頭に立ってやらなければいけないし、日本もアメリカも当然やらなければいけないことなのですけど、これは1個1個網を絞って潰していくしかないことですからね。もちろん中国はもっと真剣にやらなければいけないのは当たり前なのですが。
北朝鮮の平昌オリンピック参加はただの時間稼ぎ
高嶋)北朝鮮は平昌オリンピックでぎゃーぎゃーいろいろ言って今はそれが一番話題になっていますけど、国内の事情というのは今どんな感じなのですかね?
山本)逼迫はしていますし、経済制裁はもちろん効いているようですね。しかし可哀想な国民は、平壌に住んでいる特権階級ではなく地方に住まされている一般国民ですよね。
高嶋)そういう情報ってほとんど伝わって来なくなりましたよね。
山本)そうですね。平壌に取材に入ったメディアも平壌の豊かなところしか見せられないですからね。だからそれを見て全体だと思ってはいけないのですけどね。
それはさておき、オリンピックだ何だと北に甘い顔をしている内に、北がやることは明らかなわけで、ミサイルや核の開発です。今までも時間稼ぎをしてはそれをやっていて我々はそれを四半世紀見てきたわけですから、もうここで懲りなければいけない、懲りても遅いくらいなのですよ。高嶋)表で何か約束しては裏で悪いことをやっていて。
山本)もう90年代以降その繰り返しだったわけですからね。だから北にあげてはいけないような時間なのですよ。
高嶋)そうすると当面そういう考え方の国は、オリンピック以後何か大きな動きは出ますかね?
山本)そこをきっちり押さえていかなければいけないという話を多分安倍さんは今度韓国に行ったらきちんと釘を刺すということになると思うのですけど、何せ相手が板ではなく糠であった場合には釘をいかに強く打っても効きが悪いですからね。そうなると釘の側でしっかりとやらなければいけない。
やはり日本の安全保障は日本がきっちりと守らなければいけない。一緒にやれる国はどこかしっかりと話もしなければいけない。そこではないでしょうかね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00