【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第398回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、4月27日から公開となる『となりの怪物くん』を掘り起こします。
原作ファンも待望の実写映画化!
イケメンで天才だが、予測不可能な行動から超問題児で“怪物”と呼ばれる吉田春。仕事で家にいない母親に認められたいため、幼い頃から勉強だけを信じてきた冷徹な水谷雫。恋人はおろか友達もいない二人は、高校1年生の4月、席がとなりで不登校の春の家に、雫が嫌々プリントを届けに行ったことで知り合う。
それ以来、春は雫を勝手に“初めての友達”と認定、さらに「シズクが好き」と告白してくる。はじめは無関心だった雫も、春の純粋さに触れるうちに心惹かれていく。やがて二人の周囲には夏目、大島、ササヤンら個性豊かな友達が増えていった。
しかしある日、春の兄・優山が春のもとに現れたことがきっかけで、春は絶縁状態だった父親の元へ連れ戻されることになり…。
累計発行部数610万部突破の大人気漫画「となりの怪物くん」が、ついに実写映画化。友達、恋人、家族。さまざまな人間関係の中でキャラクターたちが織りなすドラマが、青春映画の決定版としてスクリーンを彩ります。
ダブル主演を務めるのは、人気実力ともに申し分ない菅田将暉と土屋太鳳。安定の演技力はもちろんのこと、キャラクターを的確に表現し観客を魅了します。
春役の菅田将暉は屈託のない笑顔をはじめクルクル変わる表情には愛おしささえ漂い、雫役の土屋太鳳は素っ気ないながらもその胸の内を丁寧に体現して魅力的。ともに俳優としての“怪物”ぶりを発揮する存在感を見せています。
二人を取り巻くキャストは、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、山田裕貴、古川雄輝と、若手実力派俳優たちがズラリ。瑞々しい演技で作品世界を盛り上げています。
初めての友達、初めての恋、初めてのキス、初めてのケンカ、初めての三角関係…。何もかも“初めて”同士の二人に思わずクスッと笑いながらも、不器用ながらもまっすぐに相手を見つめるひたむきさに胸がアツくなる本作。これぞ、青春! ですね。
となりの怪物くん
2018年4月27日から全国ロードショー
監督:月川翔
原作:ろびこ『となりの怪物くん』(講談社「KCデザート」刊)
出演:菅田将暉、土屋太鳳、古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、佐野史郎、速水もこみち ほか
©2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 ©ろびこ/講談社
公式サイト http://tona-kai.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/