5月1日　 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ！①

脱走していた受刑者広島市内で逮捕、海を泳いで渡ったと供述
7：01～ガチンコ　ニュース UP！：コメンテーター有本香（ジャーナリスト）

警察犬が投入され、島北部の住宅地などで続行された捜索＝2018年4月21日午前、尾道市向島　写真提供：産経新聞社

脱走の受刑者、22日ぶりに広島市内で逮捕

愛媛県今治市の松山刑務所から脱走していた受刑者の男を、昨日広島県警は広島市のJR広島駅近くの路上で見つけ身柄を確保。単純逃走容疑で逮捕した。22日ぶりの身柄確保。広島県警によると、男は潜伏していた広島県尾道市の向島から泳いで対岸に渡ったと話している。

飯田）延べ1万5千人の捜査員を投入しておきながら取り逃していたということで、メールやTwitterでもいろいろと頂きましたけれども如何ですか？

有本）海を泳いで渡るんじゃないかということを、住民の人たちは既に言っていた。やはり地元の人たちはその辺はピンとくるものなのでしょうね。この逃げ出したというニュースから思ったのは、吉村昭さんの小説で、「昭和の脱獄王」と呼ばれた白鳥由栄という人のことを書いたものです。あまり美化してはいけないですが、小説としては非常に面白い。食事にでた味噌汁でちょっとずつ手錠を錆びさせるとか、凄いことをして脱獄するわけです。その男は26年間で4回脱獄しているのです。累計すると3年以上も逃げていた期間がある。これは昭和の話ではありますが、当時も厳戒態勢のなかで何度も逃げ出しているのですよ。なかにはそういう人っていますからね。今回のことは本当にきちっと反省しなくてはいけないと思います。それと、逃げている途中空き家でいろいろなものを調達しているでしょう？

飯田）食べ物も空き家にあったものを食べていたとか。

有本）以前、北朝鮮の船が流れ着いたときも、空き家に潜伏というのがありましたよね。日本も空き家が多いですし、地方だと意外と無防備にいろいろなものが置いてあったりしますから。そのあたりも今後は気を付ける必要がありますよね。

飯田）犯罪の温床という意味でもね、空き家対策というのが必要ですね。

飯田浩司のOK! Cozy up！
FM93AM1242ニッポン放送 月～金 6:00～8:00