変貌する東京渋谷!~飯田浩司が「工事」現場をレポート
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4月17日 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』
渋谷から水害がなくなる!
6:19~モーニング ライフ UP!:
この時間は働く世代の心と体が軽くなる情報をお伝えする「モーニングライフUP!」、この時間は、私、飯田が現場で取材し、生の感想をレポートして伝えていくコーナーです。
今日の現場は渋谷駅!駅前に渋谷川が流れている渋谷~流れを変え林立するビル
飯田)渋谷でございます。Twitterでも「東横線が地下に潜ってからわけが分からなくなった」ということを書いている方もいますが、渋谷の工事はいつ終わるのか…。取材に行ってきました。「渋谷」というのは、ビルがいっぱい立ち並んでいるイメージがありますが、実はあそこの駅前には川が流れているのです。しかもその川は、童謡「春の小川」の舞台になっている川なのです。実はあの曲は「渋谷川」という川をモチーフに作られています。その渋谷川が、あそこの地下に流れているわけです。
地形を考えていただくと、渋谷駅周辺って、東側に宮益坂。西側には道玄坂があります。坂と坂に囲まれた谷になっていますよね。だから「渋谷」という名前なのです。そこに川が流れているわけですよ。だから、非常に水が流れ込みやすい地形になっている。この工事をして、いろいろ作り変えようとしているのですが、渋谷川をどうにもできない。どうにかしないと、地下も含めて工事ができないということで、2年前に何故私が取材に行ったかというと、「渋谷川の流れを変える」工事をやっていたのです。
いままで、昔の渋谷川は渋谷駅真下に流れていました。なので、渋谷駅に地下を作れなかったのです。駅のロータリーと、昔は東急東横店というデパートがあって、東館には地下がなかった。真下に川が流れていて、地下を掘ると水浸しになるからです。それを手前でぐいっと曲げ駅ビルに地下を作れるようにしたのです。すごい工事するよね。曲げただけじゃなく、ビルもいっぱい作る、と。建設中の「雨水貯留槽」はビル8階分~渋谷から水害がなくなる
いま高いビルが、昔東横線のあったところに3つくらい建っています。これは東急が一括開発で一気にやっているのですが、その脇に巨大な「貯留槽」という、巨大な水を貯める升みたいなものを作っているのです。私はそこに2年前に取材したのですが、あれはスゴいよ。まず地下の入り口にはいると、延々と階段を下りていくのです。ずっと降りていって、その深さは何と25メートル。ビル8階分の深さです。地下構造物で深いのは、たとえば地下鉄・大江戸線の六本木駅は42メートル以上の深さがありますが、六本木は渋谷と逆で山なのです。山を上から掘って、42メートル。
災害にも強い街に変わる渋谷
ところが、渋谷は谷でしょう? 谷の部分をさらに22メートル堀り、説明してくれた人曰く「あなたは東京で1番深いところにいます」と。そこに、25メートルプール8杯分の貯水可能な貯水槽を作り、これは「1時間に50ミリ以上の雨が降ったときにその水を貯めておくと、渋谷から水害がなくなる」という、画期的なものです。私は何度も台風の取材に行っていて。冠水ポイントがいくつかある。日比谷交差点もそうですが、渋谷も冠水ポイントです。なので、よく「渋谷に取材に行け」と言われましたが、「これから先は渋谷に取材に行っても、必ず空振りで終わる。台風のときは渋谷に取材に来ないでください」と、東急とあの辺を工事している鉄道建設の人が自信を持ってオススメする治水工事を、いまやっています。そういう面でも、渋谷は変わります。災害に強い街になります。以上、渋谷についてのリポートでした。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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