北朝鮮の核廃絶に必要なGDP4割を占める軍事産業の受け皿

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6/12FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③

セントーサ島のカペラ・ホテル
7:27~教えて!ニュースキーワード:コメンテーター有本香(ジャーナリスト)

GDP4割を占める北朝鮮の軍事産業

日本時間午前10時から米朝首脳会談が、シンガポールの南部の高級リゾート施設カペラホテルで行われます。

飯田)セントーサというのは平和の島という意味があるそうですね。果たして話の中身は平和につながるのか、ということですよね。

有本)島の名前云々に関して、シンガポールの人たちはこだわりはないようです。今や遊びに行くところ、という感覚しかないと思います。

飯田)北朝鮮の核の廃絶をどうしていくか。リビア方式でという話も出ていますが、リビアよりももっと核の研究が進んでしまったがために時間がかかるだろうと言われています。

有本)研究、開発のレベルが進んでしまったということもありますし、それから一説には、韓国のメディアが少し前に報道していたんですが、北朝鮮の核開発を中心にした軍事産業はGDPの4割を占めているんです。すでに国際社会に兵器ビジネスを展開していますからそういうことから考えても、仮に体制保障するとしても、軍事産業に代わる産業を作っていかなければいけないということになります。
そうであるならば、シンガポールみたいになればいいじゃないかというけれど、その代替えを探していく過程は困難を極めるだろうと考えられます。

飯田)旧ソ連が崩壊して、ソ連の持っていた核を段階的に廃絶するという時に、核の研究者の雇用を生んでいた産業の受け皿を作るための研究所を西側の金で作ったという話もありました。

有本)そうなんです、同じことがもっと切実にたぶん必要になって来るんだろうと思います。

飯田)明日のおまんまの話になってくる。

有本)日本も含めて近い将来、北朝鮮をある意味有望な投資の場所として考えていかなければならない。ただそうしても、その乗り替わりというのはそう簡単なものではないだろうと考えられます。その点において、どういう形で合意するかということもありますが、北朝鮮側が合意を守るということは期待できないという前提で、守らなかった時にはどうするんだ、ということをどこまでキチンと案を持っているのか、私たちは見ていく必要があると思います。

飯田)昨日、アメリカのポンペオ国務長官が会見の中でユニークな解決方法という話をしていました。おそらくそれは経済援助なんじゃないかといわれていますが、そのまさに技術者の受け皿をどう作るか、そういうことを含めて、何にせよ金が必要だということになりますね。

有本)韓国の中央日報だったと思いますが、北朝鮮の核を廃絶していくために200兆円かかると報じられていました。これを果たして韓国がもつの? とも。

飯田)そうすると、もう一つの隣の国か? ということになるわけですね。

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