株式会社マザーレンカの代表取締役社長・池田貴子が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」（ニッポン放送）に出演。華道講師から、年間50万個を売り上げる人気の健康志向チョコレート「ドクターズチョコレート」に出会うまでの起業人生を語った。

黒木）現在、健康志向の高い『ドクターズチョコレート』の販売を手掛ける池田さんですが、もともとは華道講師、お花の先生から会社に入られて。全く違う仕事ですよね、株式会社グランドオーシャンホテルズの代表取締役社長でいらして、アパリゾートの執行役員社長、その後にマザーレンカを創業なさって。どういったことがあって……？

池田）サラリーマンになったのは29歳のときに父が亡くなって、小さな会社を経営していたのですが、残念ながら亡くなったときに他の人の手に渡ってしまうということを経験しました。あまりにも自分が世の中のことを知らないなと、こんな形で父が経営していた会社をなくしてしまうのは悔しいと思ったので、そこからいつか起業しようと思っていました。

黒木）最初に入られたレーサムリサーチ社というのは、何をする会社ですか？

池田）不動産投資会社ですね。そこの社長室で、ベンチャーでしたので上場する前からする後くらいまで仕事をさせて頂きました。

黒木）96年というとバブル崩壊後ですから、その時期の不動産というと大変な時期ですね。

池田）そうですね。父は家で会社の話をしませんでした。事業は何かというのが全くわからなかったので、ベンチャーの社長室だったらいろいろなものが見られるだろうと、勝手に経営者気分で、横で勉強させて頂きました。

黒木）その後グランドオーシャンズホテルというと、ホテル経営ですか？

池田）175室という小さいホテルでしたので、従業員の皆さんと一緒に取り組ませて頂いて、学びながら、相談しながらやっていました。2年半くらいですね。紆余曲折がありましたけれども、もう1つ別なホテルもありましたので、最終的にはまとめて売却して。投資会社ですから、回収できて本部は良かったと思っていたみたいです。

黒木）そのときのモチベーションというのは何だったのですか？

池田）ホテルというのは命を預けて頂く部分もあるので、信頼してお泊り頂く方に安心と、泊まってよかったという小さな幸せをお届けしたいと。それから不器用でも頑張っていらっしゃるスタッフの方々も多くいらっしゃったので、それを見ていると自分も頑張らなくてはと思いました（笑）。

黒木）その小さな幸せとおっしゃいましたけれども、そういった意識がもともとあるのでしょうね、池田さんには。

池田）母は幸せ上手な人だったので、小さなことがあっても「私幸せ」というのを聞いて育っています。チョコレートを食べて美味しかったりすると「幸せ！」と言う可愛い人だったので、どんなことでも幸せを感じたり感じて貰ったりすることは素敵だなと思っていました。まさにホテルはそのように思って欲しいなと考えていた部分はありました。

黒木）まさに愛が通じたわけですね。

池田）そうだといいですけれど（笑）。

黒木）そこから一転してマザーレンカを創業なさったわけですけれども。

池田）ホテル業をしたときに宣伝したいけどお金がなかったので、新聞の記事に乗りそうなことをホテルの企画でやって載せて貰ったらタダではないかと。そうしていろいろな企画をして、次々とマスメディアの皆さんに取り上げて頂きました。
そんななかで、食べ物に関わる何かブランドライセンスビジネスができたらいいなと。しかもあまり日本に知られていない物を見つけて伝えたい、と思っていたところにチョコレートと出会ったのです。

池田貴子／株式会社マザーレンカ代表取締役社長

東京生まれ。1985年、東京女学館高校卒。
華道講師を経て、1996年、株式会社レーサムリサーチに入社。
2005年、株式会社グランドオーシャンホテルズ代表取締役社長に就任。その後、アパリゾートの執行役員社長に就任。
2008年、株式会社マザーレンカを創業。
2012年に健康に配慮した本格チョコレート「ドクターズチョコレート」の販売開始。現在では年間約50万個を売り上げる人気商品となっている。

ENEOSプレゼンツ　あさナビ
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