武井壮の運動能力を高めるきっかけとなった小3での出来事
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「百獣の王」武井壮が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。小学校3年生のとき、徒競走で負けないために行って以来、運動能力がどんどん高まったという。
黒木)今週のゲストは百獣の王の武井壮さんです。
もともと、運動神経は良かったのですか?
武井)子供の頃は至って普通だったのですが、小学校3年生のころに徒競走で負けたくないなと思って、スポーツを学んでいる大学生や体育の先生などにどうやったら足が速くなるかを聞いて回っていました。
たまたま同じマンションに住んでいたお兄さんが体育大学の生徒さんで。その方が、そんなに興味あるのだったらと前年の教科書をくれたんですよ。その教科書を読むことが趣味になって、運動のことを勉強すると体の機能のことが分かり始めてきました。なるほど、苦しくなるのはこういう理由なんだと。さっきまでもっと速く走ろうと思っていたのに、苦しくてもうやめたいって矛盾しているじゃないかと思ったものが、解決されたのですよ。そこが入り口で、運動能力がどんどん高まってきました。
確実に速くなる方法を教えてくれと、大人の人皆に聞いていました。
黒木)速くなりましたか?
武井)なりましたね。そこから運動会で負けたことはないです。
黒木)大学時代陸上競技をスタートして…。大学生ですよ。もう体でき上がっていますよね。大学3年生で十種競技を始めて競技転向わずか2年半で日本チャンピオンという、輝かしい…。
武井)成長早いんです。
黒木)それとまたやってらっしゃいますよね、世界マスターズですか?
武井)いまは陸上のリレーをやっています。
黒木)4×100リレーを。
武井)今年9月に、スペインのマラガで世界大会があって、そちらにリレーで出場します。
黒木)されるのですか。
武井)はい。前回はフランスで行われたのですが、我々日本チームが金メダルを獲得することができました。
黒木)おめでとうございます。
武井)今回は世界記録を狙いにいこうということで、先日、北京オリンピックのリレーの銅メダリストの朝原宜治選手が僕のチームに入ってくれまして。一緒に世界記録を目指すことになりましたが、かなり現実味を帯びてきています。
黒木)今、45歳でいらっしゃいますけれども、速さというのはどうですか。年齢と共に、タイム的にはどうなってらっしゃいますか?
武井)当然、陸上を現役でやっていたころよりは、100メートルで0.5秒くらい遅くなっています。技術が高くなってきているので、0.5秒のロスで済んでいるという状態です。だからもしいまの技術が学生時代にあれば、もっと速く走れただろうと思います。速さは意外とキープできるものです。
武井壮/百獣の王
1973年生まれ。45歳。東京都葛飾区出身。
子供のころから格闘技や野球などを経験、大学時代から陸上競技をスタ―ト。
大学3年で十種競技をはじめ、競技転向わずか2年半で日本チャンピオンに。
日本チャンピオンになった直後に陸上を引退し、アメリカにゴルフ留学。
その後も、さまざまな競技のトップ選手や台湾プロ野球チームなどのフィジカルコーチをしたり、社会人野球のピッチャーを経験したりしつつ、2012年には「百獣の王」として芸能界に本格デビュー。
もちろん現在も日夜トレーニングを続け、世界マスターズ陸上などに出場し好成績を残している。2015年には世界マスターズ陸上の4×100mリレーの日本代表のアンカーとして出場し、金メダルも獲得。
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