日本の冷凍食品は、旬も地域も「本場の新鮮」を味わえる
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(10月14日放送)では、「ニッポンの旬を冷凍食品で味わう!?」というトピックスを紹介した。
実は10月18日は「冷凍食品の日」なんです。知ってました?10月は冷凍の「とう(10)」から、18日は、冷凍食品の世界共通の管理温度が-18℃以下ということから、来ているのですって。ちゃんと意味があるのですね。そんな冷凍食品でニッポンの旬を冷凍食品で味わえる!?どういうことなのか…では、日本冷凍食品協会 広報部長 三浦佳子さんにお話しを伺います。
-冷凍食品ってそもそも凍っていれば冷凍食品なのですか?
三浦「そう思われる方多いと思うのですが、実は『冷凍食品』と呼べるのには4つの約束事があって、1つ目『前処理をしている』2つ目『急速に凍結・冷凍している』3つ目『適切に包装されている』4つ目『品温を常にマイナス18度以下で管理している』」
-明確な基準があるのですね。最近の冷凍食品の傾向みたいなものってあります?
三浦「そうですね、お一人暮らしの方が増えていることもあって、一食で完結できる『丼物』とか『うどん』『ラーメン』など具材が全部一緒になっているものとか、トレンドとしてはおつまみ。家で独り飲みする人用に、ちょっとおかずというよりもつまみ系のものですね。『餃子』などはスタンダートになっています。実は冷凍食品はオールジャパンでどこでも作っているのですけど、例えばここにあります『大盛り牛肉うどん』のように甘辛く煮込んである関東風、あとはこちらにあります『宮崎産のほうれん草』こちらは自然解凍で食べられます。カップラーメンにポンと入れれば、ほうれん草をふんだんに摂れるということが出来ます。野菜なんかは取れたてを冷凍にすれば、北海道のホクホクかぼちゃを沖縄の方に食べていただける。京都の九条ネギを使った料理を仙台の方に食べていただける。こうしたことが冷凍食品の良さ、いつでも採れたて作りたてをどこでも召し上がれる!というのが特徴です。」
-地域も飛び越えているし、旬という時も飛び越えている。
三浦「今は異常気象でお野菜が採れなくて、買えなくなったりします。でも冷凍果実や野菜は一年中変動なく同じ値段でご提供できます。」
-ちょっと前まで冷凍食品って忙しい人が手抜きのイメージがあります。
三浦「下ごしらえが一番大変でしょ?『手間抜き』をどんどんしてもらって、貴重な時間を有効に使ってもらうために、冷凍食品を使っていただきたいです。時間の余裕と心のゆとりができますよ、ということなのですよ。」
-パンパンだと温度管理が上手くいかないとか?
三浦「いやいやむしろパンパンの方がむしろいいの。たくさん入れればお互いに冷やしあえるので。でも賞味期限には気をつけましょうね。冷凍とは保存の技術なので、凍らせるだけで保存料はいらないのです。急速凍結しているので、ホントに採れたてなのです。ビタミンも落ちていないです。」
週刊なるほど!ニッポン
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