ジャーナリスト死亡事件の情報入手はApple Watchではない

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月24日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。ジャーナリスト死亡事件について解説した。


アメリカのトランプ大統領は「史上最悪のもみ消し」と表現

ジャーナリスト死亡事件の渦中にあるサウジアラビアで、国際経済フォーラム「未来投資イニシアチブ」が開幕した。このフォーラムは経済の多角化を目指すムハンマド皇太子が主催するものだが、事件の詳細が不透明なことから、各国の政財界リーダーが次々と出席を取りやめる事態となっている。

飯田)サウジアラビアの首都リヤドで23日~25日まで開催ということですが、本筋はジャマル・カショギ氏の失踪死亡事件というところです。アメリカのトランプ大統領は「史上最悪のもみ消し」と表現しています。またポンペオ国務長官も、実行犯らに対するビザを取り消すと発表しており、人権侵害に対する制裁法の適用も検討中とのことです。

高橋)アメリカがそういう発表をするというところが、この事件の本質を表していると思いますね。トルコは今回、この事件で非常に株を上げました。もともと諜報活動がすごくて、はっきり言うと、大使館や領事館にそういうものを仕掛けていたということでしょう。

飯田)結局そこですよね。

サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カショギ氏(バーレーン・マナマ)=2014年12月15日 写真提供:時事通信

トルコが情報を得た方法

高橋)よくアップルウォッチがどうのと言われますが、あれは違いますよ。私の定義で説明してしまうと、私も自分のアップルウォッチを持っていますが、これはBluetoothだから、閉鎖空間ですとおそらく10メートルも行きません。もう1個の通信機能もあるけれど、実はトルコではサービスが無いのですよ。

飯田)トルコではやっていないのですか。

高橋)ええ。私の持っているものと比べて見たら確かに同じで、通信機能が2種類あって、Bluetoothと普通の電話の2種類しかない。電話の方はトルコ国内ではサービスが無いと書いてあるし、Bluetoothは閉鎖空間だと5メートルか10メートルしか届かないから、外まで行きません。だからあの情報は本当は違っていて、トルコが領事館に仕掛けた盗聴器か何かで、全部情報を持っていたのでしょう。

飯田)さすがに領事館のなかに盗聴器を仕掛けたとは言えないから。

高橋)言い訳として言ったというだけだと思います。でも、もっとよく知っていたことがはっきりしてしまいましたよね。トルコは完全に情報を握っていて、はっきり言うと国際法違反ですけれども、情報を持っていた方が勝ちですよね。

飯田)もううやむやになっているようなところがある。

高橋)でも「俺はよく知っているんだぞ」とチラチラ出している。サウジアラビアは大変ですよ、何処まで言うか分かりませんし。ムハンマドさんの話は最後まで言わないと思います。仮にムハンマドさんが国王になったら、ものすごいカードがあるわけでしょう。

飯田)そこまで温存して、何年も先にきってくる。確かに室内を盗聴しているのだから、指示を飛ばした電話だって盗聴していてもおかしくないですよね。

高橋)もちろん。だから領事館に仕掛けられているということでしょう。すごいですね。


情報を持っているトルコが強い

飯田)一部はこの情報を、CIAなども出している。

高橋)情報を持っているところが強いのですよ。だからトルコがいちばん強いのです。

飯田)そうなると、どうしてサウジアラビアはトルコでこの事件を…。

高橋)そこは織り込み済みのはずなのですがね。殺すのだったら事故か何かで、外でも殺せるわけでしょう。不思議でしようがないですよ。

飯田)一説には、サウジアラビア国内の権力闘争という線もあると。カショギさんが旧来の王家、旧既得権益とかなり繋がりのある人だったという話がありますね。

高橋)政府のスポークスマンみたいなこともしていた。でも、領事館でやるレベルのことではないですよ。不思議ですね。

飯田)これは闇から闇へ行きますか?

高橋)闇から闇に行かざるを得ないでしょう。誰も最後は言わないから。

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