『クレープ・シュゼット』はイギリス皇太子のために作られたデザート
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『クレープ・シュゼット』とは
『クレープ・シュゼット』とは小麦粉の生地のクレープを、バターとオレンジの果汁で煮て、『グラン・マルニエ』というオレンジリキュールでフランベした温かいデザートです。
『クレープ・シュゼット』の歴史
19世紀に誕生
『クレープ・シュゼット』の誕生は、後にイギリスの国王となられたエドワード7世が皇太子時代の19世紀のことです。
エドワード皇太子がモナコのモンテカルロを訪れた際、カフェに行かれました。そのとき、お連れの女性のために料理人のアンリ・シャルパンティエさんがデザートを作られました。
その女性の方はフランスの方だったので、クレープにフランスのブランデー『コニャック』を加えてフランベしました。
『シュゼット』は女性の名前
青い炎のデザートに驚かれ、感動したエドワード皇太子は、“この料理は何という名前ですか?”と聞かれました。
シャルパンティエさんが“皇太子殿下のために作ったクレープです”と答えると、エドワード皇太子はお連れの女性の名前“『シュゼット』を付けてはどうか?”と提案されました。
これがキッカケで『クレープ・シュゼット』という名前になったとする説が有力です。
このとき、シャルパンティエさんはコニャックを使ってフランベされましたが、現在ではグラン・マルニエを使うのが一般的です。
同じ『クレープ・シュゼット』でも、お店によってトッピングや演出は様々ですが、“カフェでゆったりと頂くぜいたくなクレープ”として、日本でも人気のデザートです。
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