『ガレット』の発祥はそば粉のお粥を偶然こぼしたから!
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『ガレット』の歴史
紀元前7000年ごろに誕生
『ガレット』はどこの国で生まれた?
クレープの発祥は、フランスのブルターニュ地方に伝わるそば粉で作った『ガレット』ですが、歴史はとても古くて、紀元前7000年頃までさかのぼります。
こぼしたそば粉のお粥が焼けて固まったもの
あるとき、ひとりの女性が平らな石の上に、そば粉で作ったお粥をこぼしてしまいました。その石は太陽の光で熱くなっていたため、お粥が焼けて固まってしまいました。
その固まりを食べたところ、とても美味しかったので、これをキッカケにガレットが作られるようになったそうです。
この『ガレット』という名前は“石で焼いたこと”が由来で、フランス語で『小石』を意味する『ガレ(galet)』という言葉にちなんで付けられた…と言われています。
フランス全土に広まったのは17世紀
宮廷料理に取り入れた
ガレットがフランス全土に広まるようになったのは、17世紀になってからです。
フランス国王・ルイ13世の御妃、アンヌ王妃がブルターニュ地方を訪れたとき、そこでいただいたガレットをとても気に入られて、早速ガレットを宮廷料理に取り入れたそうです。
19世紀には小麦粉で作るように
当時のガレットは“そば粉に塩と水を混ぜた物を鉄板で焼く”というシンプルな物でしたが、その後、19世紀になってそば粉の代わりに小麦粉を使った『クレープ』が作られるようになりました。
さらに月日が経つにつれて卵や牛乳、砂糖などを使ったクレープが作られるようになりました。
そば粉で作られるガレットは塩味が一般的で、ブルターニュ地方ではリンゴで作った発泡酒『シードル』と一緒に親しまれています。
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