『クレープ』は甘いだけではない~塩味の『クレープ・サレ』
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クレープの基礎知識
クレープを辞書で調べますと、『フランスのパンケーキの一種。小麦粉に牛乳や卵などを加えて溶いた、滑らかで緩い生地を薄く焼いたもの。ジャムやクリームをくるんで食べる』とあります。
語源
この『クレープ』という名前の由来ですが、そもそもクレープとは“表面が縮んで凹凸状になった織物”、いわゆる『ちりめん(縮緬)』を指した言葉だそうです。
食べ物のクレープも生地を焼いたとき、表面にできる焦げた模様が『ちりめん』に似ていることから、この名前が付いたそうです。
ガレットが変化したもの
クレープの発祥は、フランス北西部のブルターニュ地方で“そば粉で作ったパンケーキの『ガレット』が変化したもの”といわれています。
ブルターニュ地方は雨が多いため、小麦の栽培ができなかったそうです。
そこで農家の方々はパンの代わりに、そば粉を使って『ガレット』を作って食べていたそうです。
生地は2種類
クレープの生地は2種類あります。
小麦粉のクレープは甘い
1つは小麦粉で作った生地で、生クリームやフルーツ、チョコレートといったものを包んで、デザートとしていただく『クレープ・シュクレ(甘いクレープ)』です。
そば粉のクレープは塩味
もう1つは、そば粉でできた生地にハムやチーズ、チキン、野菜などを包んで、食事としていただく『クレープ・サレ(塩味のクレープ)』です。
日本では“クレープ=『クレープ・シュクレ』”のイメージが強いかと思います。
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