来年の国会は1月28日から開会~議論すべき課題は山積み

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月13日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。来年の国会と選挙について解説した。

国会 1月28日 安倍 選挙 社会保障 憲法改正 ダブル選挙 通常国会
通常国会は1月28日の召集で調整へ

政府与党は来年の通常国会について、1月28日に召集する方向で調整を固めた。安倍総理は来月ロシアでの首脳会談を予定しているほか、国際会議の出席を控えていることもあり、一連の外交日程を終えた後に国会を開会する方針。

飯田)一時は1月4日説もありましたよね。

鈴木)ダブル選挙ですね。解散を上手くやれるように日程のいろいろな縛りを考えたときに「早期召集じゃないか?」という話も日程的な部分からありましたね。
しかし、28日になったからダブル選挙の可能性はなくなったかと言うと、そうではない。例えば会期中にいろいろな政策や政治問題が起きて、信任を問うこともありますから。そこが完全に消えたわけではない。
「通常国会で何をやるのか」ということになって来ると思います。やはり議論しなければいけないことは、今回の臨時国会でも多くあった。安倍さんが言っていた憲法改正も、結局入り口にも届きませんでした。

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選挙の道具にせずに緊急の課題を議論して欲しい

飯田)自民党案の提示もできませんでしたね。

鈴木)それから消費税問題。付随するいろいろな物がありますが、消費税そのものの是非。「社会保障と絡めて何をすべきか」です。すると、当然社会保障についても議論になる。プログラム法案の成立後、例えば医療費の高齢者の負担が増えたり、介護が地方に回されたり。いろいろな動きがありますが、社会保障の姿をどうして行くかは緊急課題です。だから、消費税とセットで社会保障のことも議論しなければいけない。来年は改元もあります。新しい時代にどんな日本を作って行くか、もう少し俯瞰したところからの大きな議論が欲しいですよね。そういう意味では、通常国会はやるべきことが多くありますが、ポイントは統一地方選挙と、夏の参議院選挙。来年の2つの大きな選挙ですね。ダブル選挙の可能性も含めて選挙がある。そうなると、選挙の年の国会は、選挙に向かってプラスマイナスを気にする、「選挙の道具」になりがちです。それはそれできっちり分けて、先述した「やらなければいけない緊急の議論」をやって欲しいですね。

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