野党一本化~目先のことだけではなく大きな仕掛けをするべき

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月16日放送)にジャーナリストで東海大学教授の末延吉正が出演。共産党志位委員長の表明した参院1人区での一本化について解説した。

共産党・志位和夫委員長 第5回中央委員会総会後会見  提供産経新聞

 

共産党志位委員長が参院1人区で野党一本化の考えを示す

共産党の志位委員長は昨日、12年ぶりの開催となる共産党全国都道府県地区委員長会議で夏の参院選について1人区での野党候補の一本化を主導する考えを示した。志位委員長は本気の共闘が実現すれば、力関係の大変動を起こすことが可能だと話している。

飯田)亥年選挙などと言われる今年選挙イヤーで統一地方選があって、参院選があるというところなのですが、この野党の一本化について枝野さんはいまひとつ煮え切らない感じなのですかね。

末延)枝野さんはいま、野党のなかでは第1党人気があるということで、自分たちは相当取れるので積極的な感じはしないですよね。

飯田)民主党になった時のような野合だという批判を恐れている感じですか?

野党には世界を俯瞰した大きな仕掛けを望みたい

末延)僕は冷静に考えるべきだと思うのですけれど、日本は選挙をやり過ぎなのですよ。だから政治家の皆さんがウケ狙いで選挙用にポピュリズムになるのです。野党が育つというのは民主主義の基本だから必要なのです。しかし、野党は与党のチェックをすると同時に、いまの政府与党よりここがいいという政策、安全保障、社会保障、経済がなくてはならない。野党が一緒になると言ったって何もないではないですか。一緒になってまた小沢さんなんかが、「一緒になれば勝てる。ストップできる」と言う。ストップした後どうするのですか。国会でストップして、「ああストップした」と、新聞も書く。その結果いま世界も動いて日本もスピードアップして、ましてや5Gジェネレーションの、この動きのなかでイノベーションをどんどん行っている。そこに合わせた政治の議論、政策の議論をしなくてはいけないときに、与党だ、野党だ、これで今度我々は勝てるとしている。では参議院だけ少し取ってどうするのですか。自民党だって大したことないのだから、政策なり、政権をきちんとこうやりますと腰を据えて新しいリーダーをどこかから探して来て、我々がやった方がこれだけ良いのだということをパッケージで見せてくれなくては。参議院決戦7月、少しチェックするというのは良いですよ。安倍政権も長いですから誰かがチェックしなくては緩んできますよ。それは良いのです。しかし、その結果また「国会はストップです」とやって何が生まれるのですか。世界の動きに合わせた政治の転換というのを、僕は、与党の方にはもちろんですけれど野党の方にもっと俯瞰して世界地図から日本を見て、そういう仕掛けをして欲しいなと思います。言い過ぎですか?

選挙ゲームばかりやるということはいかがなものか

飯田)いろいろ毀誉褒貶はあると思うのですけれども、2009年のあの政権交代に至るまでの過程ってマニュフェスト選挙とか言われて、その政策のパッケージのようなものを出して政策の戦いでどっちを選ぶというようになってきたのかと、少し明るく見えたのですけれども。

末延)もうマニュフェストなんて学生は知りませんよ。
共産党の志位委員長は張り切って言ったところで、政権とか政策で一緒にやってどうするのですか。こういう選挙ゲームばかりやるというのはどうなのかなと、僕もいささか白けてきています。

飯田)いい加減政策で。

末延)もちろん役所がこの間また統計のミスをして、霞が関も永田町もしっかりしてくださいよという感じは僕も思っているし、そこに批判はあるのですよ。だけれども、では野党がそこに対して自分たちはどうするのか。

飯田)対案までが無いという感じですかね。

末延)対案では賛成を得られないとか、支持率が伸びないと言うけれど、目先のことを毎年毎年繰り返してどうするのですか。

飯田)最初は対案で支持を得られなかったけれど、積み重ねることで政権交代まで行ったというイメージがあるのですけれど。

末延)そうですよ。それがばらけて名前を変えているだけでしょう。しかも共産党は共産党で選挙のときになると組織の票を含めて注目されるけれども、いざ終わると共産党はやはり共産党だからという話になるわけでしょう。だったら何なのだということですよ。もっと建設的にスケール感を持ってやって貰いたい。

 

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