水族館プロデューサーのススメる4つの水族館

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、水族館プロデューサーの中村元が出演。国内でオススメの水族館について語った。


黒木)今週のゲストは水族館プロデューサーの中村元さんです。数々の水族館をプロデュースなさって来た中村さんですが、オススメの水族館を教えてください。

中村)1つは、広島の商業モールのなかに作った小さな水族館です。

黒木)小さな水族館?

中村)「マリホ水族館」。マリーナホップという商業施設のなかに作りました。ここがまったく特徴が無いわけです。そこで水塊、水中間そのものを見せようと考えました。生きている水塊と言う、水が動いているのが見える水槽を作りました。有名なのが「うねる渓流」です。渓流は岩の上をうねって水が流れるではないですか。その渓流を真横から見たらどうなるかというものです。

黒木)真横。

中村)水中に潜ってみたらどうなっているかという話ですね。それをお客さんに見てもらえる。渓流はとても強い流れがうねって流れています。そのなかに「ゴギ」という広島にしかいないイワナが入っていて、流れに押し流されずに一生懸命泳いでいます。それを見ることができる水槽。これはけっこうヒットしています。

黒木)どうやってそのうねりを出したのですか?

中村)特殊なポンプを使って水が流れているように見せてあります。川の流れは、1秒間にバケツ何百杯という量を流さないことには流れができないのですよ。真横から見せることによって、そのすごさがわかるのではないかと思ったのです。

黒木)広島、マリホ水族館。

中村)あと面白いところで、山形県に「加茂水族館」があります。ここはクラゲの水族館で有名です。水クラゲという1種類のクラゲだけがいっぱい入っている水槽があるのですよ。

黒木)揺れているわけですね。

中村)ふわふわふわふわ。それが何千とすごい数が入っているのですよ。その前に座っているだけで2時間でも3時間でも過ごせます。浮遊感が気持ちよくなるのですね。嫌なことがあっても、クラゲを見ると気持ちが良くなります。

黒木)見てみます。他にはありますか?

中村)もう1つ行きましょうか。日本で最大の水族館。愛知県名古屋の「名古屋港水族館」。シャチもいます。シャチがいることや、大きな水槽があることも良いのですが、僕のおすすめは「マイワシトルネード」というものです。

黒木)マイワシ?

中村)真イワシ。魚のイワシです。これが何千匹も入っていて、イワシが群れになって「うわあ」と動くのです。これがキレイですね。

黒木)いろいろな形に見えて来たりするわけですね。

中村)銀屏風のように。

黒木)銀屏風。なるほど。

中村)動く銀屏風です。銀色ですからね。

黒木)動く銀屏風ですか。真イワシ。

中村)もう1つ良いですか? 三重県の伊勢市、「鳥羽水族館」の隣に「伊勢シーパラダイス」があります。

黒木)はい。

中村)海獣とのふれあいができます。

黒木)海獣?

中村)海の獣ですね。セイウチだとか、トドだとか、アシカ、アザラシ。そういった生物とのふれあいショーを発明した水族館です。このショーはふれあいというよりも、柵なし展示ですね。お客さんとの間に柵がないのです。3mもあるような大きなトドが、目の前に出て来ます。小さい子は泣きます。でも大人は嬉しいですよ。

黒木)怖いではないですか、3mもあったら。

中村)それが、トレーナーのお姉さんたちとすごく仲がよさそうなので、「これは多分大丈夫なのだな」とわかるのです。セイウチなんて、でかい牙が生えていますからね。そのセイウチが1回のショーに1人だけ厄落としというものをやって貰えるのですよ。「闘魂注入厄落とし」と言いまして、セイウチのでかい手でお尻をパーンと叩いて貰うのです。叩かれた人は飛んで行きます。それがやりたくて皆、大人が詰め寄って来ます。子供は逃げるのです。


中村元/水族館プロデューサー

■1980年、成城大学卒業後、(株)鳥羽水族館に入社。アシカトレーナーから企画室長、新鳥羽水族館プロジェクトの責任者をへて、副館長に。
■2002年、鳥羽水族館副館長を退任、退職。新江ノ島水族館プロジェクトのアドバイザーに。2008年まで新江ノ島水族館、展示監督。
■現在、東京コミュニケーションアート専門学校教育顧問(ドルフィントレーナー学科講師)。

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