【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第620回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、5月17日公開の『うちの執事が言うことには』を掘り起こします。
名門・烏丸家にふりかかる、上流階級の陰謀とは…
個性的なキャラクターたちが織りなす独特な世界観が読者に支持され、瞬く間に9巻までシリーズ化された高里椎奈によるミステリー小説「うちの執事が言うことには」が、待望の実写映画化となりました。
名門・烏丸家の若き当主と仏頂面の執事。“一触即発”の不本意コンビが、“お家の一大事”に立ち向かいます。
18歳にして飛び級で大学を卒業するほど頭脳明晰で、殊に色彩に関して特別な能力を持つ烏丸花穎は、社交界の名門として名高い烏丸家の第27代当主。ある日、引退を宣言した先代当主で父の真一郎が突如、行方不明に。急いで留学先の英国から戻ってみると、そこにいたのは幼少期から全幅の信頼を寄せる老執事の鳳ではなく、新しく執事を名乗る青年・衣更月蒼馬だった。不本意ながら衣更月と主従関係を結ぶことになった花穎だが、まだまだ自分の置かれている立場について自覚が足りない若者と、無愛想な新米執事の間には微妙な空気が流れるばかり。そんななか、招待された芽雛川家次男のバースデーパーティーで、花穎はある事件に巻き込まれ、次々と不可解な出来事が烏丸家に降りかかる…。
主人公の烏丸花穎役には、本作が映画初主演となるKing & Princeの永瀬廉。当主としては未熟で世間知らずだが才覚にあふれた唯一無二のキャラクターを繊細に演じています。また執事の衣更月蒼馬を演じるのは、「MEN’S NON-NO」のモデルとして活躍し、連続テレビ小説「なつぞら」にも出演するなど話題の若手俳優、清原翔。その凛とした執事姿に、魅了される人も多いことでしょう。
そして物語の鍵を握る赤目家の御曹司・赤目刻弥役を、King & Princeの神宮寺勇太が演じるなど、フレッシュなキャスティングが実現。King & Princeが歌う主題歌「君に ありがとう」も作品に華を添え、極上のミステリー映画が誕生しました。
上流社会、社交界、執事…。非日常な空間で巻き起こる陰謀に、ハラハラドキドキすること間違いなし。あなたも妄想を膨らませながら“謎解き”を楽しんでみませんか。
うちの執事が言うことには
2019年5月17日(金)から全国ロードショー
監督:久万真路
原作:高里椎奈「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)
脚本:青島 武
主題歌:King & Prince 「君に ありがとう」 (Johnnys’ Universe)
出演:永瀬廉(King & Prince)、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、優希美青、神尾楓珠、前原滉、田辺桃子、矢柴俊博、村上淳、原日出子、嶋田久作、吹越満、奥田瑛二 ほか
©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会
公式サイト http://www.uchinoshitsuji.com/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/