明智光秀愛にあふれたカフェ・福知山市「明智茶屋」の魅力
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(11月10日放送)では、「裏切り者のイメージ、明智光秀をこよなく愛する京都府福知山市のケーキ屋さん!?」というトピックスを紹介した。
明智光秀が築いた城下町、「福知山城」のある京都府福知山市。この市内に、明智光秀をこよなく愛するケーキ屋さんがあるという。
その「明智茶屋」はどのようなお店なのか、「明智茶屋」のオーナー・植村勇輝さんに、立川晴の輔が話を伺った。
晴の輔:「明智茶屋」というお名前から、「明智光秀大好き!」というのが伝わって来ます。
植村:「本能寺の変」というパワーワードがあるせいで、明智光秀のよいところが、みなさんに届いていないと思っています。いいところをたくさん紹介したいと、このお店をオープンしました。
「明智光秀を好きになる12の理由」を作ってトイレに貼り出したり、商品のテイクアウトがあるたびに、「明智光秀を好きになる12の理由・その1」などが書かれた小さなカードを、こっそり袋のなかに入れてみたりと、少しずつ光秀の魅力をお知らせしています。
晴の輔:潜伏活動のようにじわじわと、みなさんに伝わるようにしているのですね。
植村:「明智光秀を好きになる12の理由」の1つに、光秀は側室を持たない夫婦として有名なところがあります。当時は子孫繁栄ということで、強い種をたくさん残すために、自分の奥さん以外にも子どもを産んでもらう文化がありました。でも明智光秀は煕子さんという妻だけを愛して、一生を終えたというエピソードがあります。
晴の輔:一途なのですね。
植村:また2つめに、明智光秀の家紋は桔梗紋。これが可愛らしいのですね。ほとんどの武将は白バックに黒字で描くところを、水色バックに白く切り抜いた桔梗を軍旗にしています。
晴の輔:デザイン的なセンスもあったのですね。いまの2つを聞いただけでもイメージが変わります。
晴の輔:「明智茶屋」さんには、どういった商品があるのですか?
植村:例えば、『光秀の愛したプリン』というものがあります。「本当に愛したの?」という疑問には、お店に来ていただいた方だけにお答えしようかなと思います。
晴の輔:なるほど、理由があるのですね。
植村:また、『桔梗ロール』という光秀の家紋・桔梗紋の焼印を押したロールケーキがあります。他には『秀でて光るマドレーヌ』なども。マドレーヌには丹波の黒豆を使用しています。
植村:福知山市は全国では珍しい、明智光秀が好きな自治体です。
晴の輔:福知山市民にとって、明智光秀はどのような存在なのでしょうか?
植村:明智光秀に福知山市民がやってもらったことがあります。かつて暴れ川だった由良川を90度曲げて、城下町を作ったエピソードです。
晴の輔:福知山の街を作った方なのですね。
植村:大河ドラマも決定ということで、福知山はかなり盛り上がっております。明智光秀はヒーローというか、街に勢いを付けてくれる人なのです。
晴の輔:福知山を訪れたときに、おススメの場所はどこですか?
植村:最初は「福知山城」に行ってもらい、その後に御霊神社で御朱印を書いていただくのがいいですね。明智光秀を祀ってある神社です。
晴の輔:時期はいつごろがいいですか?
植村:やはり桜の時期ですね。店で桔梗を育てているのですが、開花するのが6月~9月ぐらい。その季節もよいかもしれません。
晴の輔:お店のおススメ商品はありますか?
植村:お店に来ていただいて食べてもらう商品になりますが、『光秀プレート』ですね。
晴の輔:どのようなものが乗っているのですか?
植村:『光秀の愛したプリン』『桔梗ロール』と、手作り生チョコ、クッキー、生クリーム。ドリンクは選んでいただくのですけれど、『光秀ブルースカッシュ』という炭酸飲料がございます。
晴の輔:やはり水色にかけているのですか?
植村:そうです。桔梗紋が水色ですので。
晴の輔:2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」で、明智光秀は主役です。何を期待されていますか?
植村:明智光秀を1から10まで、大河でドラマ化されるということは、「本能寺の変」だけではない明智光秀を知っていただく機会になると思いますし、イメージも変わると思います。それが凄く楽しみです。
晴の輔:どうしてもドラマになってしまうと、「本能寺の変」だけになってしまいますからね。大河ドラマはいい意味で裏切ってほしいし、全国に広まるといいですね。聖地巡礼で、お客さんもたくさん来るのでは?
植村:そうなったらいいですね。
週刊なるほど!ニッポン
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