安倍政権の今年の展開は
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月8日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。今年の安倍政権の動きについて解説した。
自民党仕事始め式
安倍総理は7日、自民党の仕事始めで挨拶し、2021年9月までの総裁任期を全うする考えを示した。また憲法改正の実現についても、「私たちに課された大きな責任、大きな歩みを進めて行く」と改めて意欲を示した。
飯田)総裁の任期は来年(2021年)9月までで、既に折り返しを過ぎていますので、今後どうなるか。解散して勝ったあかつきには、もう1度やるのではないかという話もありましたが、一応そこを打ち消すということになったのでしょうか?
高橋)解散は今年(2020年)やらないと、来年が大変になります。解散するならば今年でしょう。国会で補正予算をしてからの冒頭解散はないでしょうが、チャンスは多くあります。予算が通った後、オリンピックの後とか。
飯田)その辺は解散を睨みながらのことになりますが、一方でずっと掲げて来た憲法改正が遅々として進みません。
安倍総理~休みを挟んでもう1期やる可能性も
高橋)本当にやりたいならもう1度解散をして、任期を伸ばしてやるしかありません。本人のやる気がどこまであるかですよ。さすがにこれだけ長くやっていますから。
飯田)疲れが見えますか?
高橋)何となくそういう感じがします。半年か1年ぐらい挟んで、もう1期やるという可能性もあります。
飯田)プーチン・メドベージェフ方式みたいなものですか?
高橋)意図せず自然になるというか。外交は余人をもって代えがたいと思います。
飯田)長くやる部分というのは、外交のメリットが大きいと言いますよね。
高橋)圧倒的にあります。新顔のなかで、長くいるというのは強いです。メルケル首相がいなくなったら、世界のリーダーのなかで最長ですよ。「あのときはああだった」というようなことが言えます。
憲法改正
飯田)だんだん発言権が出て来るとレガシーというような話が、長い政権になると出ます。憲法改正はどうですか?
高橋)できたらすごいと思います。これまで誰もできていないのは間違いないですから。安全保障法制はすごかったと思いますよ。憲法改正に匹敵するような話だと思います。
飯田)集団的自衛権を認めた。
高橋)当たり前ですが、できませんでした。
飯田)国連憲章にも書いてある当たり前ですが。
高橋)あれを否定したら驚きます。それをやったのですから、大きな話だと思います。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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