ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」（1月9日放送）で、冷え性の改善方法に関して医師が回答した。

番組に寄せられた健康の疑問『足先、手先、末端が冷える人と冷えない人の違いは？ どうすれば冷えなくなるの？』に対して、医師が回答した。

「冷え性の女性は多いですよね。体で発生する熱量の少ない人が冷え性になります。

冷え性の方の手先・足先は冷たいのですが、深部体温＝体の中心部の温度は、必ずしも低くありません。体の中には生命維持に重要な臓器があります。これらの臓器の温度を維持するために、手足の先は犠牲になっているともいえます。血液が熱を運搬しますが、体の中心部に熱を蓄えるため、末端へ行く血管が収縮し、血液量が減り、末端へ熱が運搬されにくくなり、冷えるわけです。

寒い時にブルブルふるえることがありますよね。これは筋肉が収縮伸展をして発熱する反応です。筋肉量の多い方があたたまり易く、冷え性になりにくいと言えるでしょう。

人種によっても違いがあるようです。体が大きく、筋肉量の多い人種は冷え性になりにくいそうです。外国人が、冬でも半袖で闊歩しているのを見かける事がありますよね。
体のつくりからして違うのだなと感じる事があります。冷え性を改善するためには、まずは保温ということになるでしょう。

この季節は手袋、レッグウオーマーなどの工夫、カイロの使用をおすすめします。そして運動をして発熱し、さらに筋肉をつけたいところです。

自分だけではどうにもならない場合、漢方薬を処方して下さる医療機関を訪ねるのも良いでしょう」

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40