相撲の「関取」と「幕下以下」でどのくらい待遇が違うのか
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大相撲の番付『関取』『幕下以下』とは
『関取』とは『十両』と『幕内』の力士
大相撲では本場所での成績によって、『番付』が大きく変わります。
番付は下から『序ノ口』、『序二段』、『三段目』、『幕下』、『十両』、『幕内』の6つに分けられますが、『十両』と『幕内』の力士は『関取』と呼ばれます。
現在、約700人いる力士のなかで、関取は約70人です。
主な待遇の違い
相撲以外の仕事
『関取』と『幕下以下』では、待遇に大きな違いがあります。
『幕下以下』の場合、部屋でいただく食事『ちゃんこ』を作ったり、関取の世話や部屋の雑用といった、相撲以外の仕事があります。
関取になると、そういった仕事から解放されます。
関取の世話をする力士のことを『付き人』と言います。
大部屋か個室か
他にも『幕下以下』の力士は全員、大部屋で一緒に生活しますが、関取になると自分だけの個室が与えられます。
結婚すれば部屋から独立することもできます。
ただし、再び『幕下』に落ちてしまうと、また大部屋での生活になります。
本場所の日程や髪型も
『幕下以下』の場合、本場所で相撲を取るのは7日間ですが、関取になると15日間になります。
さらに関取になると、本場所では髪の毛を『大銀杏(おおいちょう)』という、公式の髪型にすることができます。
関取になると『十両』、『幕内』の力士が土俵で一堂に集まる儀式、『土俵入り』を行います。
このとき、関取は『化粧まわし』を締めることができます。
『化粧まわし』とは、色とりどりの刺繍などがされたエプロンのようなキレイなまわしのことです。
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