秋田県が新ブランド米の名前募集
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(5月3日放送)では、「あなたがつけた名前が全国に! 秋田県が新ブランド米の名称を大募集!」というトピックスを紹介した。
有名ブランド米「あきたこまち」を産んだ秋田県が、自信を持って完成させた新ブランド米の名称を募集している。品種は「秋系821」で、名付けの最優秀賞に選ばれた場合、賞金100万円が貰えるという。
一体どんなお米なのか? 秋田県農林水産部の秋田米ブランド推進室長・加賀谷由博さんに、立川晴の輔が話を伺った。
晴の輔: 新ブランド米の「秋系821」は、どのような特徴のお米なのですか?
加賀谷:「コシヒカリを超える美味しいお米」をコンセプトに、「食味」に徹底的にこだわって開発を続けて来た品種です。私も何回か試食しましたが、外観は白くツヤがあり、特に炊き立てに透明感があって綺麗なお米です。粒感がありながらふっくらとしていて、噛むほどに甘みが広がり、お米の美味しさを十分に感じていただけます。
晴の輔:開発にどれくらいの期間がかかったのですか?
加賀谷:平成22年に、8つある品種を交配し、9年間かけて12万株の候補のなかから1品種にしぼることができました。
晴の輔:12万株の候補!
加賀谷:これまでに食味試験や消費者アンケートなど、さまざまな調査を行い、食味・品質ともに極めて高い評価をいただいております。「米どころの秋田」として、自信を持ってお届けできるお米に仕上がりました。
晴の輔:お米の名付けの最優秀賞には、賞金100万円が出るそうですね。ちなみに「惜しいぞ」みたいな賞はあるのですか?
加賀谷:はい、ございます。4名の方には『優秀賞』として、5万円相当の『秋田県産農林水産物』をプレゼントしたいと考えております。例えば『秋田牛』や『比内地鶏』など、有名な美味しい農林水産物を考えています。
晴の輔:それでお米を食べられたら最高ですね。
加賀谷:きっとよく合うと思います。ぜひ、ご応募をお願いいたします。
晴の輔:ちなみに、キーワードや具体的な条件が名前にこもっていると嬉しいですか?
加賀谷:特に名前の要件やキーワードは設けておりません。個人的には、「多くの方に長く愛される」名前であればいいなと思っています。秋田のイメージなどにこだわらず、広くアイデアを考えていただければ嬉しいです。
晴の輔:わかりやすい方がいいのでしょうか?
加賀谷:本質を捉えた名前であれば、さまざまなパターンが考えられると思います。秋田は「米の国」として、農家の方々の米作りには情熱があります。だからというわけではないですが、そんな『情熱』を頭のなかに浮かべていただければ、いいアイデアが出て来るかもしれません。
晴の輔:名前の募集はいつまでですか?
加賀谷:2020年5月17日(日)までとなっております。
晴の輔:食べられるのはいつごろでしょうか?
加賀谷:再来年(2022年)の秋に、市場デビューを予定しております。楽しみにしていただければありがたいです。