方言がLINEスタンプに? 大分県竹田市の郷土愛が生んだ挑戦

By -  公開:  更新:

ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(4月26日放送)では、「大分県竹田市の方言がLINEスタンプに!…これを使えばあなたも竹田市民?!」というトピックスを紹介した。

ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」

大分県竹田市が、方言を使ったLINEスタンプを作成して話題となっている。一体どんなものなのか、竹田市役所・商工観光課の西山泰輝さんに、立川晴の輔が話を伺った。

 

晴の輔:竹田市が「方言のLINEスタンプ」をつくったきっかけは何だったのですか?

西山:大分県竹田市は、『荒城の月』という曲で有名な瀧廉太郎先生が、少年時代を過ごしたことで知られる街です。「岡城」というお城でよく遊んでいたことから、そのお城をイメージして曲がつくられたと言われています。

晴の輔:歴史的な街なのですね。

西山:はい。そうした文化を皆さんに知っていただきたくて、LINEスタンプをつくらせていただきました。何か関心がないと接点もないと思いますので、日常的な会話やLINEのやり取りのなかで竹田市に触れていただければと、『LINEスタンプ』に挑戦してみました。

岡城跡石垣

晴の輔:例えば、どんなスタンプがあるのですか?

西山:「せっち~」という方言があります。

晴の輔:聞いた感じだと、「世知辛い」とか「せかせかしている」といった言葉でしょうか?

西山:近いです。「辛い」とか「嫌だ」という意味です。

晴の輔:仕事で「辛いな」という場合には、「仕事がせっち~な」などと使うのですね。他にはありますか?

西山:「どうくっちょん」。「ふざけている」や「馬鹿にしている」などの意味で使われています。

晴の輔:響きがとても可愛いですね。

西山:相手を完璧に否定するというよりは、ちょっと愛情が込められたニュアンスですね。

武家屋敷通り

晴の輔:いちばん人気のものは何ですか?

西山:先程の「せっち~」ですとか、「な~え」ですね。「な~え」は「そうだよね」という意味で、相手が何か言ったことに対して肯定するニュアンスです。

晴の輔:なるほど。やはり普段から使っている言葉が、いちばん人気になっているのですね。

西山:使い勝手がよくて、いろいろな感情やニュアンスを伝えやすいのだと思います。

晴の輔:方言から文化がイメージできますね。使い慣れるとすごく便利そうです。

西山:そうですね。一般的な標準語よりは、むしろこちらが公用語のような感じで、竹田市の人は使っています。

豊後竹田の街並み

晴の輔:スタンプには言葉以外に、キャラクターがいたりするのですか?

西山:「竹田のあるあるネタ」を12個用意しています。『たけだと呼ばれてイラっとする』など、そんな様子をユーモアあふれるイラストにしています。

晴の輔:西山さんがオススメするLINEスタンプは何ですか?

西山「こんこ食べなぁ」です。「こんこ」とは漬物で、竹田市ではお客さんが家に来たときに、お茶と一緒に自家製の漬物を出します。お客さんの手のひらに直接置くのですよね。

晴の輔:直接ですか!

西山:年配の方など、(若い人が家を訪れた際、手のひらに置くと、年配の方を敬う意味で)気を使って『ずっと手のひらに置いたまま』おしゃべりします。その光景が『竹田あるある』で、面白いなと思います。相手に対するおもてなし、思いやりの心の表れだと思います。

晴の輔:西山さんが、郷土のおもてなしの心を愛していらっしゃることが伝わって来るお話でした。心に温かな灯りを点してくれるような、こういう文化が大切に育まれることを願います。


Page top